今まで人に何か教わったことはほとんどなく、がむしゃらに、自分の力だけで様々なことを身に着けてきた。

目の前の仕事が未体験だったとしても、誰にも頼らず、自分で調べて、解決に1週間を潰そうが乗り越えてきた。
(もちろん間接的に一緒に働いた人たちから、多くのことを”見て”学ばせていただいたのは事実である)

それでも、私自身、人にものを教える立場になって気づいたことは、まずは「一番良い型(フォーム)を最短で身につける」ことが、その後の上達の速度に大きく影響するということだ。

これはまさに、武道などで言われる「守破離」という言葉で表されるように、まずは「型を知って、それを守る」ことがはじめの一歩となる。
独力で何かするのはまだまだ先の話なのだ。

つまり、何かを最短で上達するには「最初期に”人から教わる”こと」が非常に重要になってくる。

あのスティーブ・ジョブズですら、レジス・マッケンナやエド・キャットムル、ビル・キャンベル、アンディ・グローブなどから教えを請うてきた。

ならば、私ももっと人に教えを請うことを積極的に行うべきなのではないか、と最近は考えている。

自力で頑張ったかどうかに大した価値はなく、絶対値としてどれだけの成果を上げ、人に豊かさを提供できるかどうか、それだけが本当に大切なことであるはずだ。

今までのやり方を捨てて、新しい方法を取り入れる。

生態系における自然淘汰のような学び方を、しっかりと実践していこうと思う。