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むしろ妖怪たちに読んでもらいたい絵本です。

7月末発売予定の絵本「メルルとようかいのおしゃれやさん」の色校が上がってきました♡
(色校とは、本番印刷前の試し刷りみたいな意味です。)

本文だけミシン綴じ製本されてきて、カバーは製本されていないのですが、やっぱり本の形になっていると嬉しい〜。本当に出版されるんだなーと、ジワジワ実感が湧いてきているところです。

この絵本、一応ターゲット層は3歳〜となっていますが、何歳の人が読んだっていいし、なんなら妖怪にも読んでもらいたい内容なのです(笑)

妖怪って、例えばカッパなら子どもを沼に引きずり込んだり家畜にいたずらしている嫌われ者だし、天狗は修行ばっかり、絡新婦(じょろうぐも)は男を呪い殺しまくり、な、怖くてネガティブなイメージだけれども、もうそういうキャラを演じる時代は終わったよ、と言いたい。←妖怪に。(笑)

主人公のメルルはこの絵本に登場する唯一の人間なのですが、境界に存在する人だから、メルルが人間(この絵本の読者)と妖怪たちの仲介人になってくれたらいいなって思います。
(だから人間が読むと、妖怪たちも後ろとか横とかで読んでますから。)

ところで、カバーの絵のタッチと、本文の絵のタッチが違うことにお気づきでしょうか! ふだん、私が絵を描くときはアクリル絵の具でゴリゴリ描くことが多いのですが、ゴリゴリ描いてるといつまでたっても完成しないので、さらっと描いて、コンクールに応募しました。そのノリでカバー絵も仕上げたのですが、やっぱり表紙だけはゴリゴリ描いたほうがいいんじゃない? と思い直して、5月のGWに仕上げました。(余談ですがこのカバー絵を描いているときに大ムカデに襲われ、その後アトリエに近づけてません。死活問題!)

カバー絵と本文の絵のタッチの違いも楽しんでいただけたらなー、と、思います!

ではまた。



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