国内生命保険会社の営業に女性が多い理由

みなさん、こんにちは!今日は国内生命保険会社の営業に女性が多い理由について、お話ししていきます。

みなさんの職場やご自宅に来る国内生命保険会社の営業担当者で男性を見たことがありますか?おそらくほとんどの方が”ない”とお答えになるのではないかと思います。逆に見たことがある方は、超ラッキー!!あなたは選ばれし、人間です。笑

というのは、冗談ですが、それくらい見ることはないと思われます。私のマネジメントしていた営業所にも1人いるかいないか、大体はいないパターンばかりでした。

これには明確な理由があります。要因としては、「歴史」と「営業手法」です。
まずは、「歴史」の方から見ていきましょうか。

「歴史」と言っても、保険の歴史というわけでもありません。日本が戦争をして、負けたところから始めましょう。昭和天皇のラジオ放送により、終戦を迎え、日本はGHQに統治されていたところまでは、みなさん大体認識されているかと思います。さらに、そのGHQの司令官がマッカーサーという人だったのも、大体の日本人が認識しているはずです。

しかし、そのマッカーサーが保険業界に大きな影響を与えていたのも知っていますか?ほとんど知らないでしょう。終戦した日本にあったのは、旦那さんを戦争で亡くした未亡人や孤児でした。中でも、未亡人の数はとても多かったと言われています。そこで、マッカーサーは、生命保険会社に未亡人を雇って営業させるように言ったのです。

生命保険は、よく「健康な人に薬を飲ませるようなものだ」と言われるくらい、販売するのは難しい商品と言われています。ですので、説明の上手・下手より、人間関係で「あの人が言っているから信じる」という人間関係で販売するというのが主流です。そうした中では、女性のコミュニティというのは、非常に販売網として機能しやすかったのです。

女性が集まって会話しているところはよく見ますが、男性が集まって会話しているのはあまり街中で見ませんよね。そういう環境にないということもありますが、女性はそもそもお話し好きな方が多く、群れやすいのです。男性で群れるというのは、あまりないと思います。私自身、そんな男性は気持ち悪いと感じてしまうかも知れません。

いずれにせよ、女性同士の人間関係が強固であることを前提として、生命保険会社で未亡人を雇っていき、業績を広げていったのが生命保険会社だと認識してもらえればいいと思います。また、マッカーサーはそうすることで、収入を得る手段を未亡人に与えて、日本経済を再興していくことを考えていたと言われています。

次に、「営業手法」です。生命保険会社の営業手法として、スタンダードなものはとにかく会う回数を増やすということです。いわゆる接触機会を増やして、好意を持っていただくというやり方になります。人間関係を作るということです。このやり方は、やってみると思いますが、非常にしんどいです。そもそも友達作ることも大変なのに、何も知らない人をお客さんにするなんて、とんでもないことですよね。笑

でも、実際にそういうことが行われています。例えば、あなたの職場の食堂や職場内に来たりしませんか?そして飴を配っていたりしませんか?これは、接触効果を狙って、とにかく少しでもコミュニケーションを取ろうとしているのです。

このやり方が、なぜ女性が営業担当者に多いことにつながるかというと、確かに男性だと受け取ってもらえないということもあるかもしれませんが、どちらかというと脳の構造によるものになります。

女性は農耕型と言われるこの営業手法を得意とする脳の構造で、男性は狩猟型と言われる営業手法を得意とする脳の構造だから、というのが理由です。

男性の皆さん考えてみてください、何の関係もない人に飴をあげて(しかも受け取ってくれるかはその人次第)何か話してください、そこから関係を作って、友達になってくださいと言われてできる気がしますか?仮に友達になれたとして、そこから保険に入ってもらえると思いますか?

多分大体の人が、めんどくせえって言い放つでしょう。笑
そして、できるだけ飴を受け取ってくれそうな職場を探すでしょう。
なぜなら、男性は狩猟型で無駄なことはしないで獲物を得たい生物だからです。
なので、無駄なことはしたくないし、意味がわからない行為を嫌がります。

でも、女性はできるのです。全員とは言いませんが、そのような行為が比較的できる生物なのです。女性だってサボりますが、例えば、めっちゃイケメンの営業所長があなたのことを応援してくれていたらどうでしょう。多分やるのです。それが女性です。男性はめちゃめちゃ可愛くても、この行為じゃないことをしようとします。

いずれにせよ、国内生命保険会社の営業スタイルにおいて、男性は不向きで女性は向いていると思われるので、女性がほとんどなのです。もはや男性採用すらほとんどしていません。だって、やめますからね。会社としても無駄なコストになるし、コンプライアンスリスクが増えるので嫌がります。

ただし、全員に当てはまるわけではないです。男性でもできる人はいますし、実際に成績を残している人もいます。しかし、大勢を語るには、これが全容です。

では、なぜ外資系保険会社は、男性が多いのか。
外資系は全て紹介営業を前提としています。食堂に立っていたりしません。
これこそ、まさに狩猟型ですよね。なので、外資系は男性が多いのです。

意外と考えもしなかったところに、いろんな理由が隠されています。
これから保険業界への就職を考えている人には読んでいただいて、営業スタイルなどが自分に合っているかはよく考えていただければと思います。

それでは、また。



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