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AION Networkを深掘りするシリーズその1。BlockChain3.0って?

私もおススメしているAION Network(AION)を、公式ページやホワイトペーパーなどの1次情報を使って、技術視点でも深堀りしようと思います。興味のある方はしばしお付き合いください。

まずAION Networkの公式トップページを元にひもといていきます。

AION Networkは、第3世代のブロックチェーンとして、スケーラビリティ問題(送金詰まり問題)や、相互運用性を解決する、多層システムです。

相互運用性(InterOperability)を少し説明すると、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)やイオス(EOS)などは、それぞれで独自のシステムを使っているために、お互いのシステムを使うことができません。

例えば、イーサリアムを使ったシステムでは、ビットコインの決裁ができない、などです。相互運用性は、これらの異なるシステム上でもやりとりできるようにする、というものです。

そして、AIONは自分を第3世代のブロックチェーン、Blockchain 3.0と言っています。BlockChain 0.0から3.0まで順番に説明しますね。この図が分かりやすいです。

BlockChain 0.0というのはビットコインよりも前にあった考え方で、2005年にNick Szaboが”Bit Gold”として提案していました。これは中央集権でなく独立したシステムが、既存の金融を超えてその内に作られるだろうという予測でした。この時点では暗号通貨はまだありません。

BlockChain 1.0はビットコイン(BTC)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)のように、通貨としての役割を持つ暗号通貨です。

これはBlockChain0.0の考えを形にした物で、電子署名(このブロックは正しいよ!という署名です)を全てのトランザクション(ここでは簡単に送金だと思ってください)に行うことで、暗号通貨を作成することができました。

BlockChain 2.0は、BlockChain 1.0に新たな機能をいれたもので、BlockChainにプログラミングや、小規模送金、DEX(分散型取引所)、スマートコントラクト、暗号化などが可能になりました。イーサリアム(ETH)、ネオ(NEO)、モネロ(MNR)、ステラ(XLP)などです。

BlockChain 3.0は2.0の課題の解決をめざすものです。スケーラビリティ問題、相互運用性、持続性、プライバシーの解決などを行います。エイダ(ADA)、アイオータ(IOTA)、アイオン(AION)などです。

原文の英語の記事はこちら。

今日はこんなところで。

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