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【往年の名画模写レッスン】


名画やポートレートの模写は2004年よりカリキュラムとしてアトリエの特徴となっています。
今や小学校受験絵画の教室でも取り入れているようですが、上手く描くことの延長にある模写では似てるか似てないかの判断だけでとてももったいないと感じます。
指導者は似てる絵は簡単に褒めることが出来ても、個性が出る絵のコメントに詰まるようではその子の感性を伸ばせません。

アトリエではなぜ名画の模写をするのかを子供達に知ってもらうことが大事とします。
幼児や小学生に美術鑑賞をすすめるには対話は不可欠でそれをしっかり伝えていれば子供の模写は、大人の考えている模写と違って感じたもの見えないものを自分の頭と手を使って表現してくれます。(見る側にしたらそこが醍醐味で感動します!)

絵を見て感じた思いを言語で明確に表すことができなくても模写している姿と絵から読み取ることができます。
決して絵をそっくり「模して写す」ことが目的ではないのです。

それはかつて印象派の画家達がお互いの絵を真似て描いた気持ちを想像すると見えてくるような気がします。

最後までお読みいただきありがとうございました。明日も続きますのでどうぞ宜しくお願い致します。

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