HHKBのグリスアップ【その2:道具編】


ここでは、HHKBのグリスアップに必要な道具について解説します。


(1)グリスの購入

今回、私が用いたグリスは株式会社タミヤのセラグリスHGです。

【写真1】タミヤのセラグリスHG

タミヤさんのセラグリスHGはプラスチックの潤滑に優れた製品です。
金属用のグリスはプラスチックなどの樹脂を溶かして悪影響を与える場合があります(例: KURE 5-56 など)。このセラグリスHGは樹脂製品に用いても問題がなく、ミニ四駆愛好者などにも好評なグリスです。
価格もヨドバシカメラで400円台と購入しやすい製品です。



プラスチックの潤滑剤では呉工業株式会社のシリコングリースメイトも有名です。

【写真2】クレのシリコングリースメイト

KURE シリコングリースメイトはヨドバシカメラで1,000円程度とこちらも購入しやすい価格です。

注意!
KURE 5-56 は絶対に使わないでください!
呉工業さんの潤滑剤と言えば 5-56が有名ですが、5-56は金属専用です。
5-56はプラスチックなどの樹脂を溶かしますので絶対に使用しないでください!



(2)キートップ引抜き工具

キートップを取り外すための工具です。写真3のような形のものです。

【写真3】キートップ引き抜き工具(下のタイプがおすすめ)

写真3の下側のタイプがお勧めです。写真上の丸いものは長いキー(スペースキーやシフトキーなど)に対応しません。100円ショップで写真上のタイプが販売されていますが、100円ショップの引き抜き工具は強度に不安があるので避けましょう。
どれが良いか分からないという人はFILCO(ダイヤテック株式会社)のキートップ引き抜き工具がお勧めです。ダイヤテックさんはメカニカルキーボードの「マジェスタッチ(Majestouch)」などを製造している日本企業で、キーボードだけでなく、(高級な)キーボード関連のアクセサリを「FILCO」のブランド名で製造販売しています。

【写真4】FILCO キートップ引抜工具


注意!
横着してマイナスドライバーでキートップを取り外そうとしてはいけません。
メンブレン式の安物キートップとは軸の構造が違うので、マイナスドライバーをテコのように使って外そうとすると軸を傷つけてしまい、最悪は折れてしまいます。
「キーボードは年に2~3回掃除しましょう」とPFUさんの中の人もおっしゃっていますので、これを機にまともなメンテナンス用品を買っておくのがよいでしょう。価格も数百円ですし。



(3)筆

グリスを塗布するためには固めの筆(ブラシ)を使います。

筆は固めで先が細ければ何でもかまいません。100円ショップのもので十分です。写真5は100円ショップで買ったメイク用のブラシです。4種類の異なる毛先が使えるのでこれを買って使いました。マニキュア用でもかまいません。


(4)その他

ウエットティシュー、綿棒、爪楊枝、ピンセットも用意しましょう。ウエットティシューはアルコールを含まないものを、綿棒は軸がしっかりしたのものをたくさん用意してください。
69個あるキーにグリスを塗布するので、どうしても失敗したり汚してしまったりしますので、付着したグリスを取り除くための道具が必要です。はみ出したグリスは丁寧に拭わないと将来の不具合の原因になります。



(5)グリスを除去したいとき

グリスを除去する場合は、洗剤が必要になります。
グリス除去の際の道具と方法はこちらの「HHKBのグリスアップ【その5:グリスの除去】」をご覧ください。


以上