伊藤梢

映画監督、脚本家、写真家、ときどき俳優、など。 東京を拠点に、映画と写真を中心として色…

伊藤梢

映画監督、脚本家、写真家、ときどき俳優、など。 東京を拠点に、映画と写真を中心として色々な創作活動をしております。短編映画『私たちの、』U-NEXTにて見放題配信中。

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「レズビアンのクリエイター」であるということ。

「私はレズビアンです」 ということについて。 とりとめのない自己紹介と、創作について思うことです。 私はシスジェンダー女性で、レズビアンです。 リアルではわりと話したりしてるのですが、 ネット上に文字にして書くのは初めてです。 大々的なカミングアウト的なものをしたら少しは生きやすくなるんだろうか、 と思いながらも、それをどうやるか、中々しっくりくるものがありません。 だって、、、ねえ? いつも「レズビアンです」って書いてるバッジとかを付けるとかでもしないと、「キリがない

    • 赤の他人の初恋の人/短編映画『再会』より

      何気なく座ったカフェの椅子に、これまでどんな人が座って その人はそこで何を考えていたんだろう? 何をしていたんだろう? その人はどこから来て、どこへ行ったのだろう? その人はその場所で、初恋の人を待っていました。 初恋、と言っても、それは友達と「恋バナ」とかをする類のものではなくて ただ自分の中にそっとしまって大切にしていたい、 思い出せばいつでも胸を温めてくれるものでした。 彼女と過ごした時間はほんの数日だったけど、 まるで世界が自分と一緒におぎゃあと生まれなおしたみた

      • 名も無い人の、生きた歴史

        作品のために読んでた資料の中に、まだネットが無い時代のレズビアン雑誌がありました。 色んな人がペンネームで投稿してて、歴史に名を遺したわけではないけど確かに存在してきたレズビアンたちの、生き生きとした声が綴られてて。 おちょけたものとか、まじめなものとか、 自分の先入観が完全に打ち壊されたんだけど、「今も昔も変わらなかった。」 キラキラした人もいれば目立ちたくない人もいれば、 なんていうか本当に、時代を感じなかった。 目の前にその人たちがいるんじゃないかって感じた。 文章を

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      「レズビアンのクリエイター」であるということ。