てめーの恥垢を丹念に顔面に塗りたくりながら「おめぇらざけんじゃねぇぞ。文化祭なめてんじゃねぇよ!」とぬかす

侮り難し、Shēngchén bāzìと言う名の四柱推命の因果律。

「アナタは36歳まで碌でもない人々と出会い、運のツキが堕ちたかのような転落を味わい、下手をすれば自決を覚悟するでしょう」

全く以て救いようのない天啓だが、ものの見事に当たってしまっていた。

高校時代は自分探し全盛期、漫画を描いてみたり、脚本を書いてみたり、デッサンを習ってみたり、誰よりも楽器を弾きないのにバンドにのめり込んでみたり…この時代にSSWに目覚め、ピアノで自作曲を弾いて歌う人間になっていたらもしかしたら…などと想うものの、勢い余って音楽室にペンキをぶちまるダダ・アートのゲリラパフォーマンスをぶちかまし校長に土下座し、以来クラスメイト全員に嫌われ不登校に…という本当に救いようのない時代となった。

大学時代こそ「音楽家としてプロになる為に劇伴奏活動で修業に勤しむぞ」と、表現仲間との芸術談義に毎夜を明かし、そこそこ楽しかったものの社会の洗礼は厳しく…「歌ってない人のデモテープは審査しません」の門前払いをくらいまくった。

作編曲が巧いだけじゃ用無し法一であり…それ以外の音楽にまつわる、ありとあらゆる勉強・練習が一生付きまとうからこそプロフェッショナル、なんてことは金融・食品・法律・医療・不動産とにかくどんな業種でも大前提なんだって気が付いたのも30手前の出来事。

それまで渋谷屋根裏に袈裟姿の浮浪者もどきの風体で飲んだくれのアングラパフォーマー。数える事、5年居座り続け。

さてこのような運気「病」「死」「墓」「絶」―四柱推命・十二運では最適な凶の文字たちで表してくれている。想い出すだけで気が狂いそうになる程、号泣したくなるほどの裏切り・罵詈雑言・謀反の場面しか思い浮かばない。

だがその後の運気は+だという。

「胎」「養」「長生」「冠帯」…すくすくと赤子が成長し、周りは温かく見守る…なんだったら生まれてきてからそういう運気に何故巡り合わなかったのか、誰にどんな怒りの斧を振り下ろせばいいのか。


最近、考えあぐねてしまう事は我が業成ることばかり。



願わくば最期の瞬間、「ようやく最高の感動を味わえた!もう死んでもいい」と叫び、土に還りたいものである。


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