【遊学】4月16日(ブラチスラバ)
◯ブラチスラバへ
この日はオーストリアのお隣さんのスロバキア首都のブラチスラバへ。ウィーンからブラチスラバへは電車で1時間、距離にして60kmほどと非常に近く、ローマとバチカンを勘定に入れなければヨーロッパで首都間の距離が一番近いのだとか。
駅から中心地は徒歩で30分ほど離れており、まずは中心街へ向かって歩く。ドナウ川を渡る陸橋にはその形からUFOと呼ばれる展望台があり、街を一望できるらしい。ここ以外にも景色のいいところはいくらでもありそうだったので登りはしなかったが、現地の人曰く懸命な判断だそう。あれはお金の無駄らしい笑
◯Free Walking Tour
ブラチスラバの旧市街を散策していると、「Free Walking Tour」と書かれたオレンジ色の看板を持った人を発見。なんだか面白そうだなと参加を決意。ユーモアのセンスがキレッキレなガイドさんに連れられてブラチスラバの歴史だったりを学びながら歩く。
ブラチスラバには面白い銅像が数々存在する。ネットで観光と調べるとまず出てくるのが、排水溝から笑顔で顔を出すチュミルの像だろう。これだけ最初に出てくるわけだから何かしらのストーリーがあるのだろうと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。観光客の集客狙いで作った像らしく、勤勉に働こうくらいの意味合いしかないのだとか。「期待してたようなバックグラウンドがなくてごめんね」と茶めっけたっぷりに謝るガイドさんでした。
他にもナポレオンを彷彿とさせる格好をしたフランス人兵士の像などがあった。(こっちの像は実在の人物をモデルにしていたり、ちゃんとした製作背景がある)
他の銅像の説明や、国立劇場やスロバキアにルーツのある著名人について話を聞きながらやってきたのがブラチスラバ嬢である。テーブルをひっくり返したような形をしており、ハプスブルク帝国の統治時にマリアテレジアやその子らが住んだと言われている。
小高い丘に立つ城の庭から見るブラチスラバはとても綺麗だったし、庭には無料で入れる上たくさんのベンチがあったので晴れた日で少し疲れた時は小休止にもいい場所である。
フリーツアーは3時間しないくらいで終わり、最後にガイドさんが勧めた青の教会へ。インスタなどのSNSの普及とともに2016年から急激に観光客が増えたそう。
中に入れる時間が決まっており、昼過ぎ〜夕方は入れないため、外観のみの見学。
◯デヴィーン城
旅の最後はデヴィーン城へ。デヴィーン城はブラチスラバ中心地からバスで西に20分ほどの場所にあり、目と鼻の先にオーストリアが見える国境付近のお城である。
城というよりも砦のような要望で、廃墟となった石造りの城は自然豊かな周りの景観によく溶け込んでいた。すごく落ち着く場所で、個人的にはここ数日で訪れた場所で一番良かった。機会に恵まれればぜひ!
城内部の見学はもちろん、55mの深さを持つ井戸を覗き込んでみたり、鳥の囀りやヤギが草を食べる姿を眺めたり、羊に真面目な顔で睨まれながら過ごしているうちに時間はすぐに過ぎた。
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