クリアしたゲームリスト・8月分
前置き
歳を重ねれば重ねるほど、堪え性がなくなっていく気がします。
ただでさえないのに、これ以上なくなったらどうなってしまうのか。
特に困るのがゲームを遊ぶときですね。ちょっとでもセリフ送りが遅いと、すぐに耐えられなくなって、見限ってしまう。
先日、原神が大規模アップデートされ、新地方フォンテーヌが実装されました。
何ヶ月ぶりか…とりあえず試しに触ってみましたが、まともに新コンテンツに触れる前にやめちゃいました。
セリフ送りの遅さに、耐えられないから！！！！！
これを堪えた先に、美味しい蜜があるだろうことは理解しています。
が、ダメ。遅延演出へのイライラは、理性で抑えられるものではないんですよね。
そうして見逃してきた優良コンテンツがどれほどあるのか、考えるだに恐ろしいことです。
でもどうしようもない。悲しい。
さて、そんな前置きをしたところで、今月クリアしたゲームリスト。
つまり以下のゲームは、操作や演出面での快適さを期待できると言えるんじゃないでしょうか。
無駄にかったるいゲームは基本的にクリアできてないので。
08/06 フリゲ 5m 『にーと・ざ・ろっく！』
スタッフロールが一番面白かったです。
08/10 フリゲ 25h 『ランタイム・サーガ』
変化球のないどストレートなFE系SRPG。
仲間がめちゃくちゃ多く、外伝ステージも多く、武器もクラスもまあ色々とボリュームに圧倒されます。
ボリュームだけで言うなら本家(GBA時代)は上回ってるんじゃないでしょうか。
あ、「見るところがボリュームしかない」的なことは全然ないです。どのマップもきちんと作り込まれてますし、総じて丁寧な仕上がりです。シナリオは平凡だったかなあってだけで。丁寧なんですけどもね。
08/10 フリゲ 20m 『ksgのお中元』
カスタムされたツクール2003の機能を存分に活かした、無駄のない無駄技術なksg。
作者語りなどもあり、盛り沢山な内容ですね。次回作予告で見た作品の登場が楽しみです。
08/11 PC 8h 『Airborne Kingdom』
都市発展シミュレーション…というジャンルでも間違いではないですが、それよりは空中都市を駆って旅する雰囲気ゲー要素のほうが強いんじゃないかって思います。
ビジュアルが最高なんですよ。少しずつ大きく、九龍城めいて複雑になっていく異形の空中都市。地上での資源採集のための小型飛空艇が、そこでワラワラと発着陸してる。そんな忙しげな空中都市は、地上にある都市の空を悠々と横切っていく。水平線に沈む夕陽に向かって。かぁ～っ！
都市の発展では、重量バランスを考える必要があって、上下左右に偏ると傾くので、うまいことやる必要があります。市民の住居や満足度に気を配ったり、技術研究を進めて都市の動力性能をアップさせたり、まあ色々とやること考えることは多いです。
だけどゲーム全体としての印象は、複雑すぎず、むしろ単調なゲーム性なんですよね。中盤以降はお使いゲーだよねって感じの。なんでだろ。
まあいいんですよ、仮に単調でもね。ロマンがあるから、ロマンを邪魔してないから、それでいいんです。
飽き始めた頃にちょうど終わる、ほどよいボリュームでした。ぶっ続けでやってしまって体調崩しました。面白かったです。
08/14 フリゲ 3m 『DuelShells』
主人公はカニだけど、余裕で前後移動ができるタイプのカニ。適当にヒットアンドアウェイしてたら初見で簡単に勝利できました。
08/18 フリゲ 30m 『雨にして人を外れ』
古き良きギャルゲーから、かったるい描写を抜いて今風に整えた感じのノベルゲーという印象でした。きれいにまとまってます。
文芸部所属のミステリアスな黒髪ロング先輩は全オタクくんが好きでしょ。自分も好きです。
08/19 PC 4h 『Firewatch』
渋いシナリオのウォーキングシミュレーターADV。
しみじみ味わい深い、オトナな物語ですね。かといってエンタメしてないわけでもなく、主人公を監視する謎の存在が現れるなど、ちょうどいい塩梅。
3D酔いがきつかったんですが、どうしても物語の終わりを見届けたかったので、酔い止めを服用してプレイしました。その甲斐はありました。
ストアの表示では日本語表示に対応していないように見えますが、実際はバッチリ対応してます。しかもかなりクオリティが高い。もっとアピールして！
08/19 フリゲ 10m 『バック・グラウンド・メモリー』
遊べる音楽PV…そういうのもあるのか！
リズムとステージ足場や敵配置のリンクだけでなく、歌詞と背景のリンクなども。よく出来てる～。
08/22 NSw 1h 『百年王国』
フリー版から見た目が良くなったかなって感じで、それ以外の進化は感じません。良くも悪くもシンプルに数値を積んでいくSLGです。
一部立ち絵やUIが、ちょっと表情や文字列が変わる度に位置がズレるのはやや気になりました。プレイに支障があるほどのことでもないんですけど。
プレイに支障がある問題点を挙げると、マップ右上の土地情報が別UIと被って見えないのやめちくり～。あとなんかボタンのレスポンスが悪いのも大いにマイナス点です。
正直、売価1500円は高いと思う(※自分は750円のときに買ったけどそれでも高く感じる)んですが、まあフリー版へのお布施も兼ねて…って思うことにします。
08/25 フリゲ 30m 『焦がれる腹を満たす熱』
性癖が強い！！！
爆弾解体パートのチュートリアルがめちゃくちゃ分かりづらい点だけ気になりましたが、それ以外は特に気になるところもなく、最後までスムーズに楽しめました。まあ途中から爆弾解体パートはスキップしちゃったんですが。スキップできるようにするのは偉い。
08/27 PS4 8h 『真 流行り神3』
無難に楽しめる伝奇ノベルADV。
シリーズ知識は、真を冠する前の無印1だけ。その程度の知識でも、話の把握にはまあ問題ないっちゃあ問題ない感じでした。ただし、特に最終章では、前作・前前作からの因縁が深く関わって来てるっぽいので、予習するに越したことはないでしょうね。費用対効果は…どうかなぁ…？
目の前の事件は、科学で説明がつくことなのか、それともオカルト現象なのか。科学・オカルトのどちらかを選んで推理、解決していくのがキモのシリーズだったと思うんですが、本作では既にオカルトの兵器化を目論む悪の組織みたいなのが堂々と登場してしまっており、真面目に科学捜査をするのがバカバカしくなってきちゃいます。科学捜査は警察の普通の部署に任せりゃよくない？
08/29 NSw 16h 『ブリガンダイン ルーナジア戦記』
かなりファーレントゥーガのプレイ感があって、面白いとかの前に懐かしい気持ちに襲われました。
戦略SLGのようなツラをしていますが、実際のところは育成戦術SLGだと思います。君だけの最強の部隊を作ろう！
手触りがかなり古く、演出はもっさりしてるし、なんか全体的に野暮ったいっていうか、…これは偏見なんですがメガドライブとかで出てたゲームのガワだけリメイクした感触でした。あ、難易度面では調整がなかなか細かく可能で、あの時代によくある理不尽な難しさは味わわずに済みます。
ぶっちゃけオススメしかねるゲームですが、自分はハマったし好きです。
08/31 XSS 22h 『Sea of Stars』
各所で言われているように、クロノトリガー＋マリオRPGといった風情。
ビジュアル面は目を見張るほど美しいですね。思い出の中で大いに美化されたSFC時代のRPG、それを見事に再現できてると思います。
マップの作り込みも相当にレベルが高く、探索が楽しいです。マップテーマに即した謎解きも良く出来てます。
戦闘はなかなか凝っていて、目押しの他にマナや行動ブレイク(って名称ではなかった気がする)など、戦術性がなかなか高いです。その分、戦闘時間が長引く傾向にあり、雑魚戦がだんだんかったるくなってくるという弊害も…。まあ弊害に思わないプレイヤーにはご褒美でしょう。好みの問題！
BGMは光田さんがゲスト参加してると宣伝されてましたが、本当にスポットもスポットな参戦。まあ本作のインタラクティブミュージックな方向性には合わないかも。
ストーリーは…ところどころで光るものはあるんですけど、ちょっとこれは違うかなー！ …この表現が適切なのかはわからないんですが、なんかこう、キリスト教的な価値観が強い気がします。
あ、話の空気が合う合わない以前のところで大問題がありまして、それは結末です。おそらくノーマルエンドとトゥルーエンドがあり、初回はノーマルエンドが強制されるはずなんですが…この中身が、打ち切り漫画みたいな終わり方で、すっっっっごく激萎えぽよでした。
トゥルーエンドでどうなるのかは、現時点では見届けていないのでわからないんですが。…いや、見届けろよって話なんですけど、気力が続きそうにないですね…かなりしんどそうなんですよ。どうやら全ての収集アイテム(ちいさなメダル的なもの)をゲットするなどしなきゃいけないっぽくて。嘘だと言ってくれ。
ってわけで肝心要の最後にミソが付いたため、あんまり印象良くないです。惜しいなあ…っ！！！！
今月の一本
は、『Airborne Kingdom』です。
リソース管理要素などが強いストラテジージャンルでありながら、たぶん周回プレイには向いていない。ロマンに全振りし、そこに最大の魅力がある。きっと開発側もある程度は割り切って作ったんじゃないでしょうか。しらんけど。
初回プレイだけ楽しめるストラテジーゲーム…そういうのがあってもいいと思います。
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