こんにちは、ぱんだごろごろです。

シーキャッスルが閉店したのを受けて、

もう一軒、夏にだけ行くお店があったことを思い出し、夫と息子と三人で、そこに行くことにしました。
その名も、「クアアイナ」。

チェーン店のハンバーガーショップですから、江ノ島や横浜のベイクォーターにもお店があるのですが、毎年、夏にこの鎌倉の海岸近くにある店舗へ行くのには訳があります。

それは海水浴帰りの人々を、2階の窓から眺める楽しみがあるからなのです。

この階段を登って行った二階に、クアアイナのお店があります。

道路寄りのテーブルに席を取り、食事をしながら下の道を見ると、海水浴帰りの人々が、三々五々、鎌倉駅に向かって歩いて行きます。

水遊びをすると、普通はぐったり疲れてしまうものですが、鎌倉駅に向かう人々は、一様に楽しそうな表情を浮かべています。

不思議なのですが、そうなのです。

並んで歩きながら、おしゃべりしている人たちも大勢います。

楽しそうな人たちを眺めていると、自分まで心が浮き立つような、そんな夏のマジックが味わえる場所なのです。

今年のファッションの特徴としては、道を行く女性の着ているものが、八割方ロングドレスだったことを挙げたいと思います。

今年の流行なのかしら。

皆、軽やかなロング丈のスリップドレスを着ているのです。
それも裾が広がったりしないで、しなやかに身体に沿う、すんなりしたラインのサマードレスです。

夏の終わりに、バカンスを楽しんでいる、おしゃれで洗練された女性たち。
日焼けした男性達は、騎士のごとく、荷物を持って、彼女たちに付き従って歩いています。

海のある街、鎌倉の、大人が楽しむリゾートの光景なのでした。

さて、クアアイナの店内へ足を踏み入れると、店員さんたちは、『アロ〜ハ』と言って出迎えてくれます。

ハワイ気分で、夫と息子はアボカドとチーズのハンバーガーを頼みました。
夫はビッグウェーブ（ビール）を、息子はグァバモミ（タピオカ入りグァバドリンク）を選択。

一方、私は、ハンバーガーではなく、サンドイッチにしました。
クラブハウスサンドイッチ。
チキンとベーコン、卵にトマト、玉ねぎ、レタス、チーズが挟まっていて、このボリュームです。
オニオンリングとフレンチフライもたっぷり。
飲み物はアイスコーヒーにしました。

このサンドイッチを、中身がはみ出さないように気を付けて食べながら、時折窓の下の光景を眺めます。

もう海で泳ぐ年齢ではないけれど、海に遊びに来て、これから都会に帰って行く人たちを見ていると、それだけで、自分も海を楽しんだような気分になれるのです。

最後のフライドポテトを食べ終える頃には、もうお腹いっぱい、これ以上何も食べられない、という状態になっていました。

少し休憩してから、駅へ向かって歩き出します。

今年もつかの間、夏休みに海へ来て、行く夏を楽しんだクアアイナでした。

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