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あなたにぴったりの香水を見つけましょう。あなたのイメージは?

香水について

こんにちは、ぱんだごろごろです。
今日は、女性の身だしなみのひとつ、香水についてです。
香水は、付け方を間違えると、香害になってしまうので、注意が必要ですが、そんなお話をした後は、お若い女性によく似合う香水選びをしたいと思います。

女性が、一生同じ香水を付け続けることは困難です。
香りにはそれぞれ個性がありますが、それ以上に、付ける人の年齢を選ぶ面があります。若い頃に素晴らしく似合っていた香水が、四十代、五十代になると、物足りなくなってくるのです。

そうなると、自分に似合う、次の香水を探すことになるのですが、これはむしろ楽しい作業です。
急がず慌てず、心の片隅にとどめておいて、気になる香りに出会ったら、三年後、五年後に使う香りの候補かも、と、忘れないように、メモしておいて下さいね。

香水の付け方

さて、先ほど申しました注意ですが、香水は付け過ぎ厳禁なのは、ご存じですよね。
一、二滴を、指先で静脈の通っている所にタッチアップ、両耳の後ろと両手首の四カ所につければ十分です。
時間が経って、付け足す時には、足首や膝の内側につけると、香りが立ちのぼって良いでしょう。
スプレー式の場合は、いったん空気中にスプレーしてから、急いでその中に身体をくぐらせるくらいが丁度いい、と言われています。

香水の種類

また、一口に香水と言っても、濃度と香りの持続時間によって、種類があります。
一番濃いものから順に、
①香水(パルファム)
②オーデ・パルファム
③オーデトワレ

④オーデコロン
と呼ばれます。
価格から言っても、パルファムは高価で、②から③、④と、順に安くなります。
私も、もともと香水は高価なため、海外旅行の際に、免税店で買うことが多かったのですが、それも②のオーデ・パルファム(オーデ・パフューム)がほとんどです。
お若いうちは、②か、③のトワレでも十分楽しめると思います。

「夜景」における香り(竹内まりや)

皆様は、竹内まりやさんというシンガーソングライターをご存じですか?
代表作は「駅」で、この曲はもともと中森明菜さんというアイドル歌手のために、竹内さんが作って提供したものですが、後に竹内さん本人が歌って大ヒットしました。

彼女の作ったたくさんの曲の中に、「夜景」という作品があります。
これは、不倫関係にある男女の、女性の方が、関係を清算するために、別れの手紙を書き、それをいつも逢瀬(デート)のために使っていた、部屋に置いて、ひとり去って行く、という情景を歌ったものです。
その中で、彼女が書いた手紙にしみ込ませたのが、インウイという香水です。
彼の方は、インウイの香りを嗅ぐと、彼女のことを思い出すのでしょう。
インウイは、日本の資生堂が作った、グリーン・ノート(香調)の香水です。

香水の五系統

香りには、大きく分けて、五つの系統があります(この他にも、様々な分け方があります)。
イメージする女性像も併せて載せておきましたので、あなたご自身に一番近いイメージを選んで、ノート(香調)を決めて下さい。
一つに決められない場合は、実際にそれぞれの系統の香水を試してみて、決めましょう。

①グリーン(青葉・草)・・・さわやかで都会的、個性的な現代女性
②フローラル(花・花束)・・・ロマンティックでエレガント、可愛い、甘い、若々しい
③アルデヒド(合成香料)・・・ゴージャス、上品な女性らしさ、大人っぽい甘さ
④シプレ(苔)・・・上品でシック、知的、個性的、情熱的
⑤オリエンタル(ウッディ、スパイシー)・・・神秘的、妖艶

以上の五つの系統から、ご自分に合ったものを見つけておくと、年齢が進み、香りを変えたくなった時にも、同じ系統の中から選ぶと違和感がないでしょう。また、イメージ・チェンジをしたい時には、別の系統の中から選ぶと効果的です。

有名な香水

次に、それぞれの系統の中から、有名なものを挙げておきます。
これらの中には、廃番になったもの、廃番になった後、復刻された物も含まれていますので、ご承知おき下さい。

①No.19(シャネル)アンフィニ(キャロン)、インウイ(資生堂)
②ディオリッシモ(ディオール)、クリスタル(シャネル)、ジョイ(ジャン・パトウ)、 レール・デュ・タン(ニナ・リッチ)

③No.5(シャネル)アルページュ(ランバン)、ホワイトリネン(エスティローダー)
④ミツコ(ゲラン)、ミス・ディオール(ディオール)
⑤黒水仙(キャロン)、夜間飛行(ゲラン)、バラベルサイユ(ジャン・デプレ)、ココ(シャネル)

ぱんだごろごろの香水遍歴

最後に、皆様の参考になれば、と思い、私の香水遍歴を書いておきます。
二十代~三十代・・・レール・デュ・タン(ニナ・リッチ)、アルページュ(ランバン)
四十代・・・ジョイ(ジャン・パトウ)、No.5(シャネル)、ビザーンス(ロシャス)
四十代後半~五十代前半・・・プレジャーズ、ビューティフル、ビヨンドパラダイス(エスティ・ローダー)
五十代以降・・・ピュア・ホワイトリネン(エスティ・ローダー)、クロエ(クロエ)
こうして見ると、②のフローラル系と③のアルデヒド系の二系統を使っていますね。

まとめます。

そろそろ皆様も、ご自分の香りを決めて、身につける年齢ですね。
付け過ぎに気をつけて、ほのかにあなたの存在感を香らせましょう。
若い方にお薦めなのは、②のフローラル系です。
選ぶ時には、実際に肌に付けてみて、香りの変化を確かめましょう。

*本記事中の、香水に関する記述は、「ヴァンサンカン エレガンスブック6パフューム」 婦人画報社書籍編集部編集(婦人画報社)を参考にしました。

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