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レシピコラム〜フレッシュアンズ

長野産フレッシュアンズ糖衣仕立て

夏 十一節気 小暑(しょうしょ)の献立より

アプリコットってすごくポピュラーなフルーツでありながら缶詰、冷凍、乾燥品などの加工品のイメージが強いですよね。

ですが、長野県ではちゃんと、フレッシュのアンズを作り続けています。
ところで皆さんはアンズに生食用と加熱用があるのはご存じですか。
僕もフランスに行くまではそもそも食べたことも無かったです。
ですが、フランスのマルシェにこの時期並んでいるフレッシュのアプリコットのなんて美味しいこと。
いろんなデザートに使われるのはもちろんマヨネーズと和えて前菜のサラダとして食卓に登っていたのを思い出します。

ところが日本のアンズは風味が淡く酸味が強いことからジャムやシロップ漬けに加工されることが多いです。
ですがこれは加熱用アンズの使い方です。

生食用はハーコットやゴールドコットという品種で共に酸味が少なく甘みが強いので加工せずともそのまま味わうことが出来ます。
ですが、このアンズってフルーツときたら驚くほど旬が短いのです。
その期間わずか2週間!
1年間のうち、ほんの僅かな期間しか市場に出回らない為、その時期に一気に収穫して加工するというのも理にかなってます。
が、しかし僕にとってはその旬の短さこそが逆にメニューに駆け抜ける季節感を出しやすい素材として逆に好んで使います。
そして何より僕はアンズが大好きなのです。

このフレッシュ感を伝えるために、幼い頃に買って食べたアンズ棒を思い浮かべながら仕上げていきました。
アンズは皮のすぐ内側に酸味と味が詰まってます。生で食べるなら絶対皮付きです。
そして風味の淡いアンズの味を補う意味でアプリコットピュレとミント風味のジュレを表面にまとわせます。さらに甘みとシャリシャリっていう食感を加えるためグラニュー糖を提供直前にまぶします。
 
パクっと一口で召し上がって下さい。フレッシュのアンズってこんなに美味しかったのかってびっくりします。

期間限定、今だけですよ(笑)


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