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ちゃんと鬱病のはなし

ちょっと重い話。

働いている奇跡

私は軽度だが鬱病を持っている。(会社以外に言ってない)
もともと適応障害だったがなんか悪化して今こうなっている。

適応障害中に休職も一度経験している。大体2~3年前くらい。
正直あの時期がなければ自分はここにいないかもしれない。多分死んでた。休職後に転職も1回経験している。

極端なINFJであること、ありえないくらいHSPであること、鬱病持ちであることを考えたらフルタイムでちゃんとに働いていることがマジで奇跡に思える。
もちろん職場の上長にはこのことは話してある。相当な理解をいただいたうえで自分の意志で働いている。常に体調に気遣っていただいていて、本当にありがたい職場環境にいる。「一緒に治していこう」といわれたときは感動した。

会話という行為は疲れる

仕事ばかりではなく、プライベートの面も話そう。
素を出して話す相手なんて1人くらいしかいない
大抵は何かしらそのコミュニティやグループ内での自分の置かれているキャラクターや立場を考える。
キャラクターや立場を間違えて幻滅されるのが怖い衝突も怖い。なるべく穏便に済ませたい。誰も損しないなら面白くなるように誇張する。
ただ器用な人間ではないので、後で同じ話題が出たときに整合性が合わなくなる。毎回後悔する。

会話をするときは頭をフル回転させるので果てしなく疲れる。気を遣う。
会話した後、毎回反省をするのでその度眠れなくなる。

会話中は無理して元気にしているが、もともとそんな人間じゃない。鬱なんだから
ニコニコしているときは大抵無理をしている。飲み会なんかそうだね。
能動的に活動できるのは大体2日に1回。残りは何のやる気も起きない。動くことすらしんどい。

素の状態で話すことはたぶんできないので、プライベートのほうが深刻なのかもしれない。

人生楽しいのか?と聞かれたら楽しくはない。

治療はしてんのか?

はい、してます。3週に1回心療内科にいって認知行動療法と投薬治療をしてます。

もともと仕事の方でめちゃくちゃ無理をした完璧超人な人間像を背伸びしまくって作って働いていたことが原因でこうなったので、徐々に素の自分になれるように頑張っているところ。

プライベートのほうでも人間像を作っていることに気づいたのは認知行動療法のおかげだ。ただ中学生ごろからこんな感じだったから、もう治らないかもね。

精神病は「寛解という概念がない」と言われている。
メンタルが壊れるということは、陶器が割れたときみたいに完全に元に戻ることはないらしい。

なんとか壊れた心に対して、メンタル版金継ぎのようなことをして世の中を生き抜く必要がある。上手いこと言った。


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