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chatGPTを使って野球小説を書いてみた(4)

 「なんか最近の野球チームって、ユニフォームが派手だよな」父が突然喋りだした。試合の進行が止まり少し集中力が切れたようだ。 
「流行りなんじゃないかな。プロとかもカラフルなデザインがあるし…でも札幌ファイヤーズは前の方が絶対、格好よかったよ!」

 陽人は返答しながら、父が気になったのは攻撃側のチームのユニフォームだろうと察した。胴体部分は朱色に肩は緑で背番号が黄色、アンダーシャツがパッションオレンジで、パンツは白で側面に赤いラインが入っている、ソックスはアンダーシャツと同じパッションオレンジだ。ミックスベジタブルを想像した。

 「うちは昔からこのカラーなんですよ。」近くで試合を見ていた父母なのか、30代前半くらいの男性に声をかけられた。
「昔は他のチームは縦縞やシンプルなデザインが多かったから、他の県に遠征したり、東北大会とか大きな大会に行ったら、ベジタブルって馬鹿にされたこともあるんですよ。」
 今も昔も人間の感性は変わらない。時代が進んでも心の琴線に触れる瞬間は共通している。


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