私の中のチバユウスケ
真っ暗闇の中にいた頃、ミッシェルガンエレファントの「世界の終わり」を聴いた時から、私の中で何かが変わった。
ミッシェルのCDを買うために、曲を聴くために、ライブを観に行くために、少しずつ出来ることを増やし、ずっと背中を押してもらいながら今まで来れた。
音楽を聴いてあんなにも揺さぶられたのは初めてだったし、音楽がこんなにも力になることも初めて知った。
最初で最後のファンクラブに入って、ロッキンオンジャパンをむさぼるように読み、スペースシャワーTVを楽しみにして、FMも毎週聴いてハガキ送ったり、コンビニでミッシェルが流れれば心の中で小躍りし、写真集買って、アナログレコードを買って聴いたり、ライブもたくさん観た。
チバさんはかっこいい。とてもかっこいいのに話すと少しとぼけてるところがチャーミング。
ミッシェルの解散ライブを観に行ってからもチバさんの音楽を聴き続け、子供が生まれてからはライブに行けない時期が続いたけど、バースデイのサンバーストツアーを久しぶりに観に行って、そのオーラが増したかっこよさにしびれた。
最後のライブは今年始めの対バンライブ。声がすごく強かった。そして、すごく楽しそうだった。
チバさんがいなかったら、今の私はいない。
チバさんがいなくなってしまった。
今まで本当にありがとうと思う。
わーわー泣きたい気持ちがあるのにまだ泣けない。曲も今はまだちゃんと聴けない。鉛のように重たい気持ちがぽっかり穴をあけている。
でもチバさんが残してくれたものはずっと私の中に残る。
時間がたてばまた曲も聴けると思う。
本当にありがとうありがとう。
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