きいこ

夫と息子とのこと。おいしいもののこと。音楽のこと。好きなこと。いろいろあった今までのこ…

きいこ

夫と息子とのこと。おいしいもののこと。音楽のこと。好きなこと。いろいろあった今までのこと。毎日の暮らし。

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noteはじめました

海と山が近くにある小さな町で、夫と息子と3人暮らしをしています。 今もいろいろ課題も悩みもあるけれど、そんな毎日を過ごせてること、昔の自分が知ったらびっくりすると思う。 高校に行けなくなってから数年間、外に出るのが怖くなっていた時期がありました。つまずいたり、転んだり、坂道転げ落ちたりしながら、もがいてもがいて、好きなことや家族や音楽の力に支えられながら、小さな勇気を何度も振りしぼってやっとなんとかよじ登ってきて、平凡に見える日々を過ごしています。 そんな毎日の中で思うこ

    • シロップみたいな

      繰り返し鳴る目覚まし時計。 走る車と飛んでいく鳥たちの影。 とめどなく溢れるなんでもないこと。 新しいお店とタワレコとthe birthday。 たくさんの日常。 新しいドラマとサッカーとほくろ。 小さな報告。 聞こえてくる小さな声に。 静かな時間に流れるシロップ。 あまりにもすぎて、ひっくり返される。 なるようにしかならないけど、思案。 待つしかないけど、覚悟。 繰り返されるメッセージ。 動き出す違和感と予感。 ひとときを糧にして。 いいことばかりは続かないというから、少

      • 雲の中の満月の光

        窓の外から聞こえる雨の音。 ずっと頭の中にあること。 アイロンをかけて伸びるシワ。 雨降りに合わせて水玉のトップス。 足音に合わせて高まる。 少しのぎこちなさ。 お腹の鳴る音になごむ。 やさしくやわらかであたたかな。 飲み込みながら風を切る。 満月を探しに出てみたけど雲の中。 きっと明日はきれいなまあるい月。 小さな黒点に焦点を当てず、 広がる光の方を見てみる。 イチゴジャムと先走りのスイカ。 流れてきたくるりの優しい音と優しい声。 ついうっかりと小さなネガティブな面ばかり

        • 星野源さん「いのちの車窓から」を読んで

          星野源という人が好きだ。 暗闇を知ってるからこその明るさ、どん底を知ってるからこその正直さ、暗さを持ってるからこそのユーモア、そんなようなことを感じて。 書かれる文章からも、それがたくさん溢れていた。ただカラカラに明るいだけではない明るさ。いろいろを知ったからこその正直さ。周りの人の気持ちまで持ち上げてくれる優しいユーモア。 そして、誰が読んでも分かりやすいような、シンプルで噛み砕かれた文章。 この中で、新垣結衣さんについて書かれていたエッセイ。人のことを先入観なしに見

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          本に出てきた好きな言葉「甘やかな」

          日が昇る前にむくり。 開いたドアから覗きこむ姿。 はてなを抱えたままいつも通り。 準備がたりずに後押しできず。 いろいろな電話のやりとり。 連絡、質問、確認、伝達。 はてなの答え合わせ。 率直な、正直な、裏表のない、素直な。 溢れかえって1時間。 あたたかな安心感。 心配なんてしなくていいのに。 かわいい襟のブルーのシャツ。 ストレッチで静かにほぐされ。 スパイシーなカレーライス。 何度も繰り返されるうれしさに心もほぐされ。 新しく更新されていく。

          本に出てきた好きな言葉「甘やかな」

          目に飛び込む鮮やかな新緑

          まだ雨は降っていなくて、天気予報では雨は3時頃からとなっていたから、夫と遠くの公園に出かけた。木々のトンネルがあるという記事を見つけて、それを目当てに。息子は留守番。もう興味のないところには付いて来たがらない。 ちょうどお昼に差しかかったから、目当てのお店に行ったら行列だったのであきらめて、別のお店を探して、お茶を練り込んであるという茶そばを食べた。茶そばはまあまあ。セットになってた天丼がおいしかった。天ぷらがサクサク。 雨が降ってきてしまって、目的地の木々のトンネルにた

          目に飛び込む鮮やかな新緑

          大きく波打つ話とアイスコーヒー

          朝の光がきらきら。 遅れた時計の目覚ましの音。 ひさしぶりに階段を繰り返し上がる。 気になってた最近の様子。 打ち明けてくれた話。 アイスコーヒーとドーナツ。 びっくりとうれしさととまどいと。 大きなまあるい氷。 近寄ってくる鳩達。 言うか言わないか迷って、半分だけ。 大きすぎて止まってしまった。 やっぱり言おうか言わないか、また迷って。 同じことを、違うところで。 追いつかなくて図書館に寄り忘れた。 だんだんと浮かび上がるはてなマーク。 道を引き返して図書館へ。 迷ったまま

          大きく波打つ話とアイスコーヒー

          レモンジャムの朝。黄色い空の帰り道。

          雨音で目が覚めて、細切れに目が覚めて。 まーるいパンに黄色いレモンジャム。 早まる気持ちでいってきます。 本屋さん、買おうと決めてやっぱりやめて。 早すぎたと思ってたけど、待ちぼうけていい時間。 ゆっくり流れる時間。 たびたび繰り返されるしょうもないうっかり。 黄色くかすむ空をドアを開けて見に行く。 くじら雲を思い出す。 なんとなくかみ合わなくてとどこおる。 ゆっくり進めてたけど、早すぎた。 ストレートな気持ちに、さみしさが入り混じる。 遅れた時間に飄々と出かける勇気。 痛む

          レモンジャムの朝。黄色い空の帰り道。

          失敗はつきものだけど、0にしたい。

          やってしまった。 昨日、この前終わった仕事にミスが見つかったと連絡があったらしく、冷や汗。 ひゃーっと慌てて内容を振り返ってみたら、先方さんの指示通りに出来てはいた。 ただ、指示通りだったけど、少し考えを巡らせれば気付けたことかもしれず、言われたことだけをしていたから起こってしまったことだった。 その仕事内容を校正するところは、私のいるところと、他に2か所あるんだけど、誰もそのことに気付けなかった。 何人にも見てもらってて、何も問題はなく進んでるから大丈夫、と人任せに思

          失敗はつきものだけど、0にしたい。

          部屋に広がるレモンカードの香り

          今日も1日が終わる。 食器を片付けて、お風呂に入って、ひと段落。 無農薬のレモンをいくつかもらったので、松永絵菜さんのお菓子本「十二ヶ月のバスケット」に載っているレモンカード(ジャム)を作った。 この本、小さかった子どもがビリビリ破ってしまったり、色褪せているけどお気に入り。 レモンの皮をおろして、レモンを絞ると、部屋にレモンの爽やかな香り。ことこと煮詰めて、たっぷり出来上がった。今はパンを切らせてるから、明日の朝ホットケーキにのせて食べたい。 出来上がったレモンカー

          部屋に広がるレモンカードの香り

          風を通して、せっせと動いて整える。

          昨日は、朝からいい天気。 洗濯機を3回まわして、シーツも洗って太陽と風に乾かしてもらってカラリ。 くるりを聴きながら、夫のワイシャツやハンカチなどをアイロンがけ。 そしてもうすぐ家庭訪問があるので、片付けがはかどった。家庭訪問のおかげで、めんどくさーい…の気持ちを乗り越えた。 普段の掃除は、お掃除ロボットにお願いしていて、掃除機を取り出して…が億劫だったのが格段に楽になった。 昨日は、普段掃除しないところをせっせとふき掃除したり、出しっぱなしだった物を片付けたり、棚の

          風を通して、せっせと動いて整える。

          名残惜しい桜と春の花

          ニュースでまだここは満開ですよ、と言ってたところへ、今年最後のお花見かなぁと見に出かけた。 着いたら桜の花びらがひらひらひら…舞い散っていて、満開はもうほとんど過ぎてしまっていたけど、葉桜、ちょうど満開の桜が入り混じっていて、風がふわーっと吹くと、目の前を桜吹雪がはらはら。 てくてく歩いて行く途中には、春の花がいろいろ。 ボランティアの人が、景観を残すためにいろいろ手を尽くしてくれているということを、ボランティアの人と話して知った。 年を重ねるといろいろ変化はあって、

          名残惜しい桜と春の花

          ふくらむ期待に、散る桜

          早まる朝。 晴れに向けての洗濯。 重ねて見てしまう。 切り離す心がけを。 アイロンで伸びるシワ。 ひらひらおぼろげに舞うモンシロチョウ。 早まる気持ちで。 街並みの桜を見てほっとする。 ひらひら風に舞う花びら。 期待を込めてそんな話を。 とめどないのに行き場を失って。 ふくらんで、ためらって、ただ待って。 書いてる今、TVから流れてきたくるり。 「Remember me」 新学期。 いいスタートを切って、気持ち新たにがんばりたいと思ってはいたようだけど、そんなに簡単にはいか

          ふくらむ期待に、散る桜

          西加奈子さんの「サラバ!」を読んで

          ずっと読みたいと思っていた西加奈子さんの「サラバ!」。上下巻からなる長編小説。 自分の信じるものを探す家族の物語。 自分の気持ちと重なる場面がいくつかあり、思うことと重なり、下巻では揺さぶられた文章に貼っていたふせんが連なり、涙ぽろぽろ流しながら、最後は力強い気持ちで読み終えた。 自分が信じるもの。大事にしているものやこと。それがあればぐんぐん力が出て、目の前のいろいろな出来事をひとときでも忘れられるもの。そのことを思えば生きる力がわいてくるもの。 好きな音楽、好きな本

          西加奈子さんの「サラバ!」を読んで

          満開の桜にやさしい雨

          曇り空の下、そこかしこの桜が満開。 あれこれ話しながら、たぶん答えはひとつ。 あっという間に満開に。 そして、たぶんあっという間に散ってしまう。 ひらひら舞い散る桜吹雪。 好きなのに、悲しくなってしまう今年の春。 思い描くだけで終わってしまいそう。 届くためらい。 雨が降り始めて、桜の下に広がる花びら。 晴れ予報の水曜日の桜は。 次があったら必ず。 週2回の腰痛のリハビリ。 毎回新しいストレッチを教えてもらって、家で暇を見つけてはストレッチ。使っていないところが伸ばされて

          満開の桜にやさしい雨

          こぼれ落ちそうな満開の桜

          朝から、家族3人で用事をすませて、大丈夫かなぁと心配していた息子の思わぬ成長ぶりにうれしくなり、もっと信頼しなくてはいけないなぁと少し反省もした。 近くで毎年恒例の春のイベントが開催されていて、今年は桜の満開の時期も重なり、天気もよく、人もたくさん。用事の帰り道でもあったので、立ち寄った。ゆっくりぶらぶら歩きながら、桜や出店など見て回った。 満開の桜がたわわ。 そして、そよ風に乗って花びらがちらちら。 きれい! 出店してたパン屋さんに並ぶパンがとてもおいしそうだったので

          こぼれ落ちそうな満開の桜