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この素晴らしい世界に祝福を! 〜NTTジャパンラグビーリーグワン 2022-23 ディビジョン1/2入替戦 第2節 vsNECグリーンロケッツ東葛@柏の葉〜

半年なんてあっと言う間。
三重ホンダヒートのNTTジャパンラグビーリーグワン 2022-23シーズン、最終戦。ディビジョン1/2 入替戦 第2節。

対戦相手のNECグリーンロケッツ東葛のホストゲーム。
ホームスタジアムの柏の葉公園総合競技場に行って来ました。初来訪です。

行きはJRの最寄り駅にあたる柏駅からの路線バスを利用しましたが、本数も多く(10分に1本)、30分も掛からずスタジアムの目の前に到着しました。

柏駅からやと、最寄りのバス停は東大西。

開場時間前に雨が降り出し、雨足が強まったからか一般入場の時間を前倒しにするお気遣いをいただきました。有り難い運営側の判断ですね。

メインスタンドだけでは無く全体をぐるりと屋根が囲っていて、雨の日は嬉しい造りです(ただ、バックスタンドは前から5列目くらいまでは屋根が届いて無いのか、濡れてました)。
惜しむらくは、大型ビジョンがバックスタンド側にあり補助ビジョンが無いので、バックスタンドに居たら全く見えない点でしょうか。
バックスタンドは見難い、との噂も耳にしてましたが、余程前の方に座らない限りはそうでも無かったです。ワイは最上段におったからかもですが←

写真はありませんが、飲食関係の出店も多く、チアのパフォーマンスも良く、スタジアムDJの煽り←もいいスパイスでした。

入替戦はチームの命運を握る1戦やのに、思ってたよりお客さんが少なかった(2018人。東葛 6:4 三重くらいの感覚。見た感じ)のが勿体ない様な、アレな様な。
レギュラーシーズンから客入りは良くない東葛(平均観客動員数はディビジョン1最下位)、宣伝もいつも程はしてなかったし、こんなもんなんでしょうか。

さて。
試合ですが。


三重ホンダヒート 13-12 NECグリーンロケッツ東葛
2試合のトータルスコア 47-41
勝ち点 8-2

三重交通G鈴鹿で行われた第1戦。
怪我人続出のアクシデントでスクラムが組めなくなり、スクラムノーコンテストかつ14人(一時13人)の三重ホンダヒートに対して、NECグリーンロケッツ東葛はようやくまともな反撃を行えて。

でも、ひっくり返される事は最後まで無く。

第1戦終了直後から、東葛は公式Twitterで悲壮なまでに第2戦には「絶対勝つ」と連呼していて。
第1戦の前も、同じ事を言って。
絶対勝って柏の葉に帰ると宣言して。

たった今、負けたばっかりやったのに。

時に広報による「発信」は、チームの「内情」を映し出す。
この2日後花園近鉄ライナーズの前に一蹴され、今日の柏の葉と同時刻に花園で行われた2戦目で粉砕された、浦安D−Rocksの公式もそうであった様に。

あぁそうか。
NECグリーンロケッツ東葛よ。
君達にはもう、三重ホンダヒートに「勝つ術」が残されて無かったんやな。

第1戦の開始早々の、あのスクラムからのサインプレー。
昨季同じジャージに袖を通していた、今着ているジャージのチームと共に戦った元チームメイトの弱点を狙い撃ちしたかの様な、あのスクラムからのサインプレー。

1年間の積み重ねを。
昨季の入替戦が終わったその時から。
借りを。
悔しさを。
勝っても昇格出来なかった無念さを。

その全てが凝縮されて、しきれず溢れ出していたあの瞬間。

えげつない。
容赦ない。

でも、それでいい。

○し合いの場で。
この上ない宣戦布告でしたよ。

あの1分間で、勝負は決してたんでしょうな。


あぁそうか。
三重ホンダヒートは、念願のディビジョン1昇格を果たすのか。

そんな気持ちで1週間程を過ごして。
まるで浮かれる事も無く、「その時」を見届ける為に迎え、柏の葉を訪れた今日。
昇格残留云々・勝ち負け以前に
「これで今季も終わるのか」
と言う寂しさの方が強かった今日。


入替戦は残酷だ。

昨季も経験して。
現地に来て。
観て。
空気を吸って。

つくづく思う。

如何にここに向けて「準備」をして来たのか。
過ごして来たシーズンそのものを、「肯定」されるか「否定」されるか。

こんなにハッキリ出る場も無いでしょ。
こんな残酷な答え合わせ、他に無いでしょ。

それぞれのチームを愛する者が、その感情をぶつけ合う。熱を帯びる。
レギュラーシーズンや順位決定戦・きっとプレーオフにも無い、見ることの出来ない喜怒哀楽が、スタジアムでスタンドで交錯する。

前回のnoteで、冗談交じりで入替戦の事を言うたけど。
気安く足を踏み入れる場では無いですな。

入替戦はもういいよ。
昨季と今季、正反対の体験をしてほんまにそう思う。

ぶつかり合いで負ける事も無く。
今日も想定外の事があったけど。
2戦通して、1度もリードを許す事は無く。
まともに反撃(失点)されたのは、こちらの人数が少なかった時が殆ど。

2試合のトータルスコア以上に完勝でした。

念願の。
来季のリーグワン ディビジョン1昇格。
全国リーグの入替戦で勝って上位カテゴリーに昇格するのも、本田技研工業鈴鹿製作所ラグビー部史上、初めてですね。

おめでとう。三重ホンダヒート。


昨シーズン終了後に、鈴鹿市の鼓ヶ浦海水浴場での清掃活動に三重ホンダヒートの選手達が参加する、との事で足を運んだ際。

チームのGMの前田さんにお声掛け頂いて。

物凄く悔しそうにお話されて。

その時思いましたよ。
来季は大丈夫やな。って。

昨季も、ディビジョン1に昇格する「力」はあると思って観てました。
でも、その願いは叶わなくて。

きっと、必要な時間やったんですね。
今季の三重ホンダヒートの戦いぶりを見ての感想です。

大人になりましたよね。チームとして。昨季より。

「シーズンを通してディシプリンの乱れを修正しきれ無かったのが。来季に向けての1番の課題じゃないのかな、と今シーズン観続けての感想です」

昨季の最終戦の観戦記より抜粋しましたが、一時退場者を出す事もあったけど、シーズンを通してのペナルティー数はディビジョン2最小で、フェアプレー賞も受賞しました。

三重ホンダヒートよ。
君達は強かった。
昨季よりも間違い無く。

来季、試合数も増えるし、遠征数も増えるし。
試合の強度は増しますし、どこまで戦えるのか。
久しぶりに行く所も、初めて行く所もありますね。
楽しみが増えますね。

私事ですが、今季は久しぶりに三重ホンダヒートの公式戦を全試合、現地で観戦出来ました。
仕事やったりカップ戦はパスしたりで、5シーズンぶりですね。皆勤賞。

※奇しくも5シーズン前も、前身のHonda HEATが所属していたのはディビジョンで言う所の2部(トップチャレンジリーグ)で、1部(トップリーグ)に昇格を果たしたシーズンでした(懐かしいな、ゲリラ豪雨に見舞われたクリスマスイヴの長崎・かきどまり陸上競技場)。


昨季は、公式戦最終戦でそのシーズンの観戦記は終わりやったんですが。

今季は違うんですよ奥さん←
最終回じゃないぞよ。もうちっとだけ続くんじゃ←

そう、約3年半ぶりに帰って来たあのイベント。
シーズン終了後・締めに行うのも、三重ホンダヒートとして開催するのも初めての。

次回、2022-23シーズン公式戦観戦記 最終回(延長戦)。

三重ホンダヒートファンクラブ有料会員300人限定参加。
HEAT FAN CLUB 2022-23SEASON ファン感謝祭潜入記。
「きょう、だれかを、うれしくできた?」
でお会いしましょう。

最後のつづく❤️


フォロワーさんのTwitter上での呼びかけと、現地でのお声掛けに応じて集合写真と応援練習にご協力頂いた三重ホンダヒートファンとチームスタッフの皆さん、ありがとうございました。


今季の三重ホンダヒートの公式戦観戦記をまとめています↓

昨季の分はこちら↓


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