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【答え】君たちはどう生きるか=社会問題を解決せよ💡

https://medium.com/analytics-vidhya/introduction-to-data-science-28deb32878e7

【要約】

①この文章は、人生の目標について説明しています。「今を充実させること」が目標であり、これを達成するためには「社会問題を解決すること」がおすすめであると述べられています。データサイエンスに関連して、「勉強する能力」や「統計学と数学に苦手意識がない能力」を持つことが重要であると述べられています。さらに、数学の能力は、論理を正確に落としていけること、プログラミング教育によるコーディング能力の育成が必要であると述べられています。 ②文章は、ブルーオーシャン戦略について説明しています。医者という職業に特化することで競争相手が減ります。また、マイナーな診療科や疾患に特化することで競争相手がさらに減ります。日本には33万人の医者がいますが、マイナーな分野に特化することで専門家として認められます。 文章は医学の論文の書き方について述べています。マイナーな疾患をテーマにすることで論文が書けるようになるというブルーオーシャン戦略を紹介しています。 また、複合領域(物理学と生物学など)もブルーオーシャン戦略の対象となるということが述べられています。高校生が物理と生物を選ぶことが少ないことが理由ですが、大学受験での科目の選択が原因であるということも述べられています。 新しいテクノロジーはブルーオーシャンと呼ばれ、情報が今のマネーであり、プログラミングを習得することで生涯獲得賃金の差が出ます。AIが急速にシンギュラリティに近づいているため、新しいテクノロジーに賭けて参入することが必要です。ポートフォリオ戦略というものがあり、資産を振り分けることで失うリスクを減らすことができます。芸能人が新しい分野に踏み出す時もポートフォリオ戦略を取り、失敗しても怖くないし、得られた知見が他の実験に生かされます。 ③教授がアイデアマンを軽視しているという記述があり、アイデアマンとはアイデアを多く生み出すことができる人のことを意味していないと述べられています。アカデミアはスノビズムを持つことで、純粋なサイエンス以外の何かを軽視する傾向があると指摘されています。このことが原因で、日本の平均賃金が他国に比べて上昇しなかったり、世界を変える企業が生まれなかったと主張されています。

やたらデータサイエンティストの説明でこの図が出てきますが、便利なので、この形に合わせて、説明します。

私達の人生の目標

は「今を充実させること」です。
では、どうやって充実させたらよいでしょうか? Netflixのイカゲーム主催者だったら、お金を使って人間でゲームすることかもしれません。 NEETのみなさんだったら、ネットフリックス見てゲームすることしかないかも。

そこで、多くの皆さんにおすすめしたい、充実内容は 「社会問題を解決すること」です。
さきほど、データサイエンティストになるためのベン図がこの社会問題を解決することに当てはめられますので、あてはめて行きたいと思います。

まず、3つの円の中心を描き、その重なりに来るのは、もちろん、

「社会問題を解決する」

です。 左上の円は、「勉強する能力」=

「知描説聴サイクル」

=「勉強できる社会的環境」 とも言えます。 勉強する時間が与えられないほど、奴隷のように働かされるこどもも世界にはいるので、これが身に着けられないこともある。 Limitationのかわりに最後につけました。 若手はこれを伸ばさんといかんとSDGs 。

次。 右上の円は

「統計学と数学に苦手意識がない能力」

=「コーディング能力」です。 数学の能力は連続性を持っています。ある数学の問題を解けるとは、スペクトラムのひとつでしかない。 スノビズムを持ってるひとやマウント取りたがるひとたちがいるから、苦手意識を持ってしまい、バカの壁を作りがちです。 必要なのは、プログラミング教育=コーディング能力の育成です。 数学の能力とは、上から下に水が流れるように、論理を落としていける能力、上善如水。 これのみが数学の能力であって、小難しい方程式が解けるかどうかはどうでもいいです。 小難しい方程式(微分方程式とか)を解く行為=スペクトラムの一部 であって、 幾何学で角度の問題を解く行為と優劣はありません。 なにかが解けるとか、使いこなせるとか、どーでもいーです。 上から下に正確に流せるかどうか。大切なので繰り返しますが、これだけです。

次。 最後に下の円。

「ドメインナレッジ。ドメインエクスパティーズ。ある特定領域の細かい知識。」

これですよ。これ。 結局、これを変えれば、いくらでも社会問題を解決できちゃうわけ。 上のふたつの円がしっかりしていれば、下の円を換えるだけで、いろんな問題を解決できる。 ぼくがひろゆき先生や成田悠輔助教を引用しがちなのは、この上のふたつの円がしっかりしてるひとたちだからです。 成田助教はしっかりPhDとってるし、論文も書いてるし、起業もしてるし、アウトリーチもしてるので、本当にしっかりしてる。 ひろゆき先生もTwitterを使って、社会問題を解決しようとし続けてる。慈善起業家ですよね。 口は出すけど、実行部隊は世論っていうね。 蛇足ですけど、その円の重なり部分でなにかが足りてないっていうのを当てはめていきます。

「勉強できて、コーディングできて、ドメインナレッジなし」=「勉強は身につかず、鼻につく」=「学歴だけで、マウントしてくるやつ」 「勉強できて、コーディングできず、ドメインナレッジあり」=「論文は書けないけど、仕事はこなせる一般職」=「惜しい!もう少しで論文書く側になれる」 「勉強できず、コーディングできて、ドメインナレッジあり」=「ただのプログラマー」=「上から言われたことをこなすだけ」 蛇足のほうはディスってるだけになってしまいました。すいませんでした。 でも、円が完全なしってことはないです。悪目立ちしてるっていうだけ。

横道にそれました。 本題です。3つの円を重ねるにはどうすればいいんでしょうか? 左上の円、「勉強する能力」=「知描説聴サイクル」。
これは僕の本を読んで繰り返すだけで大丈夫です。
右上の円、「統計学と数学に苦手意識がない能力」=「コーディング能力」。これはコードをいっぱい書くしかない。 コードを書くっていっても、数学の問題を「知描説聴サイクル」を利用して、大量に上から下に流すだけです。習って、遊ぶだけ。 これが一番安くて早いです。 生物学で実験しようとすると、機材が必要だし、試薬が必要だし、in vitroでも培養し続けなくちゃいけないしでお金がかかりまくる。 数学は紙とペンがあればできるので、世界中で簡単にできます。 プログラミングはSTEM教育が発達してきたので、ゲームを作りながら、あるいは、ゲームをしながら上から下に流すのもいいですよね。 ゲーム時間が長いと頭が良くなるというJAMAから衝撃的な論文もでましたし。 (https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2797596?utm_source=For_The_Media&utm_medium=referral&utm_campaign=ftm_links&utm_term=102422)

最後の下の円。「ドメインナレッジ。ドメインエクスパティーズ。ある特定領域の細かい知識。」 これはよく女子高生が起業するっていうのに、女子高生カルチャーを利用するっていうので悪目立ちしますよね。 あるいは、主婦が料理本を書くとか、主婦が日常生活からヒントを得て、便利グッズを発明して100均で売るとか。 卑近ですが、そういうことです。
この世の中には職業の数だけ、「ある特定領域の細かい知識。」が存在します。 その職業についている人数が少なければ少ないほど、社会問題を解決するチャンスです。ブルーオーシャンだから。
一方、パブリックに寄れば寄るほど、レッドオーシャン。参入者が多いので、新しいものを作るのが難しい。でも、当たればすごく儲かります。 ひろゆき先生も成田助教も、パブリックに寄せてるのですごいと思う。 自分のプライベートを売って、お金に変えなければならないっていうのが、パブリックに寄せるデメリットです。その分、フランスやアメリカで生活するっていうね。 外国に住めるなら、プライベートを売ることのリスクを減らせるので、パブリックに打って出るというのも選択肢になり得る。

【ブルーオーシャン戦略】


たとえば、ぼくは医者なので、医者というだけでブルーオーシャンになります。 日本には33万人の医者がいます。 1.2億人のうちの33万人なので400人に1人。 これだけで、競争相手が減る。 さらに診療科をマイナーな診療科にすればするほど、競争相手が減っていく。 さらに、マイナーな疾患を専門にすればするほど、競争相手が減っていく。 だいたい日本で論文を出したことがあるひとが20人を下回る疾患をテーマにすれば、一本論文を書くだけで、専門家扱いしてもらえます。

【マイナー領域はブルーオーシャン戦略】


さあ、若手の医者のみなさん。ゴールは簡単です。 マイナーな疾患をテーマにして論文を描きましょう。 え?マイナーな疾患なんて見たことないって? 最初からマイナーな疾患を得意としている病院で働けばいいんです。 そうすれば、勝手にマイナーな疾患の症例数が増えて、論文が書けます。 国際医療センターがCovidで論文が書けたり、輸入感染症で論文が書けたりするのは、あそこがそういうセンターを作ってるので希少疾患が集まるからです。 だれでも論文がかけるっていうのはそういうことです。 すでにレッドオーシャンの中に飛び込んで行くから、ものすごい労力、時間、お金がかかる。 もうひとつ、大事なブルーオーシャン戦略があります。

【複合領域はブルーオーシャン戦略】


レッドオーシャンな領域とレッドオーシャンな領域、そのふたつが融合された領域はブルーオーシャン。 たとえば、物理学と生物学。 なぜ、ブルーオーシャンなんでしょうか? 大学受験の時に、物理と生物を選ぶ高校生は皆無だからです。 それだけ! 受験のせいです。 理系受験で、理解3科目受験を必須にして、社会科目を消せばこの問題は解決されます。 本当に文科省は社会科目を旧センターで廃止すべき😤 物理屋さんは生物学が苦手! 生物屋さんは物理学が苦手!意識を持っているので、誰もこの複合領域をやりたがってこなかった。 だから、まだ掘り起こしてないことはいっぱいあるのでチャンスが広がってます。

【新しいテクノロジーはブルーオーシャン】


当たり前です。 でも、当たり前ができない。 昔はオイルがマネー! 今は情報がマネー! プログラミングを習得するとしないでは、生涯獲得賃金で差が出ます。 AIがこんなに早くシンギュラリティに近くなるとは誰も思ってなかったからこそ、AIはブルーオーシャン! 車🚗がなかったから、豊田佐吉のこどもたちはブルーオーシャンに飛び込んだ。 今はテスラがあるから、レッドオーシャンになってしまった。 だから、新しいテクノロジーに賭けて参入しなくちゃいけない。 ファーストペンギン🐧にならんとTOYOTAみたいにはなれない。

【誰もやってないことは、うまく行くかわからない。だから、ポートフォリオ戦略】


生物学の基礎実験を🧪やってる人はみんなやる戦略ですけど、 条件は振りまくるし、 全く別の実験を同時並行で進めるんですよね。 これはポートフォリオ戦略と言い換えられる。 ポートフォリオというのは資産形成の授業で必ず出てくる。 資産とは、現金、株、不動産、外貨、国債であり、振り分けることで、失うリスクを減らすことです。 だから、新しい領域に踏み出す時は、ポートフォリオ戦略でいくつも新しい領域に踏み出すべきなんです。 芸能人が焼肉屋を経営したり、化粧品監修し始めたり、YouTube動画上げ始めたりも、ポートフォリオ戦略! 一つの実験にオールインしてポシャると、次の実験をやる気力がなくなりますよね? ポートフォリオを組んでるから、ネガティヴデータが出ても怖くないし、次のテーマを探そうってなる! しかも、ポシャった実験から得られた知見が、別の実験にめちゃくちゃ行きてくるんですよね。

【ポートフォリオ戦略を取れるサイエンティストは、アイデアマンとは言われない】


「⚫︎⚫︎君はアイデアマンで、⚫︎⚫︎のような仕組みを提案してくれた」みたいなことを言う教授がいたんだけど、 完全に教授はこの⚫︎⚫︎君を見下してる。 アイデアマンってなんなん? ワンヒットワンダーだと思ってる。 いくつもアイデア出して、その中から、論文を数珠繋ぎのように多く書ける人のことをアイデアマンとは言わない。 治療法のガイドラインを書き換えてしまうような発明をする人のことをアイデアマンとは言わない。 『エジソンってアイデアマンだよねー(上から目線)』 『本庄佑先生ってアイデアマンだよねー(上から目線)』 どう考えても、アイデアを生み出せる人のことを軽視してる。  スノビズムを持ったアカデミアに人間は、儲けることや、純粋なサイエンス以外の何かみたいなものを軽視する。 そういうのが失われた30年を生んでしまい、ここ30年、日本の平均賃金は他国に比べて全く上昇せず、成長できなかったし、世界を変える企業が全然生まれなかった。 アカデミアのせいだよ。

【なぜ社会問題を解決しなければならないのか】


そもそも、なぜ社会問題を解決するのか?答えは人間だもの🧑 人間は社会性を持った動物なので、社会問題を解決する人間にはさまざまなメリットが与えられます。 特許、社会的地位のあるポジション、科研費、競争的資金、グラント、本の依頼、講演の依頼などなど。 要するにお金と権力がもらえます。 すると、さらに大きなことができるようになり、雪だるま式にできることが増えて、おもしろくなります。 失われた30年が終わった今、君たちはどう生きるか?

プロジェクトのサポートに感謝申し上げます✨皆様の支援で、私の時間をよりこの活動に注げます🙏ご協力いただけると幸いです🌸よろしくお願いします🤗