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幼少期の周囲環境による影響と、Spank!騒動におけるぼくの考え

最近よく言っているように「Spank!」が「お気持ち表明」「場所に合わないのはそっちだろ」などと炎上しているわけだが、あまりにも短絡的すぎると思ってるんですよね。

Spank!と子育て問題

Spank!の声明にもある通り、Spank!には子供も来ます。
「そんなん見た事ねーよ!」という人はタイミング的に見ていないか、近くを通っていないだけだと思うよ。

ただ、文章的に子連れの「客」が来る、のほうがデカく太字で見えてるのかな、とは思っていて、重要なのはその後の「スタッフも子供を連れてきている」という方なんだと考えています。

Spank!や(今までの)その周りの店舗は、基本的に全年齢対象ものだけだったし、多分スタッフさんが出入りする時は「シャッターが閉まってて見えない」んではないかと。
つまり何が言いたいかと言うと、「営業中に隣にポルノ店が見えること」によって、仕事をしながら子供の面倒を見る時に困るということなのではないかな、と。

保育園に入れないとか、入れても休みの日はどうしても親が面倒を見なければならないとか、そういう事情を考えるのは必要だと思う。

かくいうぼくも、大人のまわりで育った。

で、何故この問題においてぼくがSpank!の肩を持つかと言うと、自分の生まれ育った環境が大きいのです。

前世(アイドル用語的な方)から知ってる人ならご存知かと思うのですが、ぼくの家は「インターネットラジオ局」兼、一時は「カルチャー系カフェ」でした。
パソコンだらけ、知らぬ大人だらけの家で育って成人したのです。

来る人も本当に様々。老若男女、業界人から地元のバーテン、ヲタク、非ヲタク、女子高生…
そのコミュニティの中にいつの間にか新しい人が来て、消えていくを繰り返しているのを20年以上見つめていました。

おかげでたくさんのサブカルチャーについて知ったし、人間として勉強になることは沢山ありました。
「悪い人にもいいところはあるし、表面上いい人も極悪人だったりする」という教訓とかも含めて(笑)。

その人々の中心には、「ラジオ」というサブカルチャーがあったわけですね。

中野ブロードウェイと子供

サブカルチャーの中に子供がいることは、なんら悪くないと思うのです。

自分もそうだったし、中野ブロードウェイにも子供が来ることは中野ブロードウェイの催し物である「イラストコンクール」から察することはできます。

元々、サブカルチャーの代表である「漫画」「アニメ」だって、昭和の時代は子供のものと言われていた時期もあるのです。
むしろ、その子供が「漫画」「アニメ」に興味を示さなかったら…こんなに日本のサブカルチャーは続いていたでしょうか?

そして、そのサブカルチャーは、時に子供に成長を与えるのです。
「女児向けアニメ」が好きなヲタクとかの方ならわかりやすいのではないでしょうか?
アニメ、音楽、ファッション…その全てが女児にいい影響を与えていますよね。

そして、「未来のサブカルチャー」を担うのは、どう考えても「今未成年である子供たち」なんですよ。
その子供に皆様の言う「サブカルチャー」がトラウマを与えてしまうのであれば、界隈として将来的に悪影響だし、ある程度の自制は必要だと思うのです。

ぼくがもしSpank!のスタッフさんの子供だったら…と考えると、あの展示法はよくないという結論に至ってしまうのですよね。

さいごに

ほとんど出し切ってしまったのであれですが、前の記事でも言った通りに「エログロナンセンスだけがサブカルチャーではない」のですよ。

禁書房がなかった時の中野ブロードウェイ四階のSpank!のことを考えると、「子供がコミュニケーションと創作を覚えるには良い場である」とも言える気がするんですよね。
現にぼくは、こんなに文章が書けるようになったし、服も作れますし、動画も作れるようになりましたし。

そもそも、記録映画を見ればわかる通り中野ブロードウェイは「人が住む場所」であり「人が生活する場所」でもあるので、子連れがいることの違和感を覚える方が…と思うのでした。おわり!!!強制閉店!!!!

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