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読みたい本は、頭の中を映す鏡

最近少し読書欲が出てきたので、図書館に行くようになった。本を買うよりも、ちょっと冒険できるから図書館に行くのが好きだ。全部読まなくてもまぁいっかと思えるからだと思う。せっかく出てきた読書欲を無くさないように、そっとつつんで図書館へと向かう。

何か目的の本があるわけではなく、ただその時にピンと来た本を借りるようにしている。そっと持ってきた読書欲がムズムズする本を選んでみる。そうすると選んだ本のジャンルによって、自分の中のトレンドがわかるから面白い。

今日借りたのは5冊。なぜそれを選んだのか、考察してみようと思う。

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『獣の奏者〜Ⅰ/闘蛇編〜』上橋菜穂子

前々から読もうと思いつつ、図書館で一巻目に出会えていなかった一冊。ようやくタイミングがあったので借りることにした。

上橋菜穂子さんの作品で、初めて読んだのは『夢の守人』だった。小学生の時、家族旅行の前には車の中のお供として一冊本を買ってもらうのがお約束だった。表紙が気になって選んだような気がする。ただ、守り人シリーズの中の一冊というのは知らなくて、2年くらい前にようやく守り人シリーズとして頭から読む機会があって、次は『獣の奏者』を読もうと思っていたけど、そのままになっていた。ようやく読めそうで、ちょっとワクワクしている。

『シネマ食堂』飯島奈美

北欧、暮らしの道具店のYouTubeやコラムを見ていると、食に関心が高くなる。単なるレシピ本じゃない、何か食の本を借りたいなぁと思って、食のコーナーをフラフラしていて、前回、一田憲子さんの『面倒くさい日も、おいしく食べたい!仕事のあとのパパっとごはん』を借りた。次は何にしようかと思っていた時に目に止まった一冊。

言わずと知れた、『かもめ食堂』のフードスタイリストさんで、表紙のシナモンロールにやられた。今も表紙をみていたら、お腹がぐるぐるしてきた。来週くらいに、シナモンロールを作っていそうな予感がする。

『たゆたえども沈まず』『デトロイト美術館の奇跡』原田マハ

8歳くらい下の友人が、原田マハさんの本を愛読している。最近、その友人に会いたいなぁと思っていたので、原田マハさんの名前が目に止まった。

『たゆたえども沈まず』は以前話題になった時に、ゴッホの絵の表紙が気になっていた。手に取ってみると、ちょっと厚くて怖気付いたので、近くにあった薄めの『デトロイト美術館の奇跡』も借りることにした。まずはこちらから、試しに読んでみたいと思う。

『すみません、ほぼ日の経営。』川島蓉子、糸井重里

昔、『がっちりマンデー』にはまってから、ビジネス系のテレビを見るのが好きになった。子供が寝てから、撮り溜めていた『カンブリア宮殿』や『ガイアの夜明け』を見る時間が結構癒しである。経営者になりたいとか、そういうわけじゃないと思うんだけれど、世の中で会社を動かしている人たちのことを知ると、少し仕事に前向きになれる気がする。

インタビューを文字として読むのもいいなぁと思ったのは、土門蘭さんの『経営者の孤独』を読んでからだ。この本を選んだのは、本の題名が「すみません」で始まっているのが気になったから。そして、実は「ほぼ日」ってものを僕はよく知らないことに気づいた。手帳が有名なのは知っているけど、そもそも、「ほぼ日」ってなんだろう?ということで、「ほぼ日」を勉強してみようと思う。

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さて、今回はどの本から読もうか。全部読めるかな。長いようで短い2週間が楽しみである。




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