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カルネ、好きなものリストに入る。

食べ物についての話をする。

僕は、食べ物に対して好き嫌いがあまりない。身近な範囲で苦手なのは、トマトジュース、甘酒。未知な味には臆病だけれど、そちらは割愛、だって未知だから。苦手じゃないけど、強いては食べないというものが多いか。ジャガイモ、木綿豆腐、牛肉なんかがそう。

好き、についてもこの料理がすごく好き、というものは多くない。好きなものを聞かれると、料理名より食材のほうがあげやすい。例えば、いちご、エビ、鶏肉、春菊。かぼちゃや里芋も好きだ。

今日は久しぶりの東京出張の日。朝、ご飯も食べぬまま、足早に新大阪駅へ向かう。朝ご飯、何か食べようか。普段は朝ごはんはスープだけにすることが多いのだけれど、こういう時は少し何か食べたくなる。乗車時間まで、少し余裕があったので売店をぐるぐる。おにぎりという気分ではない、パンよりはサンドイッチか。と彷徨って見つけた、カルネを。

関西、特に京都の方にはお馴染みであろう志津屋のカルネ。初めて知ったのは、4年前くらい。関西ローカルのテレビをみて、食べてみたいと思った。


前回も食べたのは電車の中だったか。売店で見かけて、買った時のワクワクしたこと。パンと、ハムと、玉ねぎと、それからマーガリン。それだけなのに、それが美味しい。それから、カルネを見かけると、食べたいなぁと思うようになった。ただ、食べるタイミングが掴めない。おやつというより、やっぱり朝に食べたい。今日は、ついに2度目のカルネだ。

マーガリンの染みたパンが美味しかった。玉ねぎのクセが特徴的。これもあって、なかなか手を出せない気もするが、ないとカルネじゃないんだろう。焼いても美味しいらしい、今度はお土産に持ち帰って朝ご飯にしようか。

ふとパッケージの裏を見ると、今日の朝に作ったと書いてあった。作りたてなのがさらに嬉しい。

2度食べて、カルネが好きだなと思った。何度も食べたい、また食べたいと思うのは、好きなんだろう。僕は、好きという気持ちに気がつくのに時間がかかる。なぜか何度も気になる、なぜか繰り返し頼んでしまう、そういう自分の行動から、自分の好きを理解するのだ。

カルネさん、また会おう。今度は家でトーストしてあげる。


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