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今宵も、本の世界に。

今週も図書館に行ってきた。僕が住んでいる街の図書館の貸出記録は2週間。毎週行かなくても大丈夫というのが、僕の心の余裕に繋がっているようで、今回もまた、何冊も家に連れて帰って来ることができた。前回同様、選んだ本とその理由を考察してみようと思う。

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  • 『風神雷神 上・下』原田マハ

  • 『喋々喃々』小川糸

  • 『博士の愛した数式』小川洋子

  • 『世界の絶景鉄道』執筆 杉本聖一

『風神雷神 上・下』原田マハ

原田マハさん好きの友人に、おすすめの本を聞いたときに挙がってきたうちの1つが、『風神雷神』だった。誰もが知っている風神雷神図屏風で、どんなふうに物語が紡がれるのか、とても楽しみである。

ちなみに、風神雷神といえば「びじゅチューン」の「風神雷神図屏風デート」をご存知だろうか。僕ら夫婦は、一時期「びじゅチューン」にハマっていて、YouTubeで繰り返しいろんな曲を聞いていた。息子にも一度聞かせてみたけれど、当時1歳の彼にはまだちょっと早かったらしい。もう少ししたら、また聞かせてみて、あわよくば親子で楽しもうと思っている。

『喋々喃々』小川糸

小川糸さんといえば、『食堂かたつむり』が有名だけれど、僕のお気に入りはこちらの『喋々喃々』である。

【喋々喃々】男女がうちとけて、小声で楽しげに語りあう様子。

大学生の頃、本屋で買ってから時折読み返していたのだけれど、何度か引っ越しをしているうちにどこかに紛れていってしまった。久しぶりに読み返したくなったので、図書館で借りることにしたのだ。ちなみに、特にお気に入りのシーンは、イッセイさんとのデートである。いろんな美味しいものを、イッセイさんと食べ歩く。読んでいるこちらもお腹がはち切れそうになるくらい、たくさんいろんなものを食べる二人の描写と、イッセイさんの初恋の人の描写が対照的で、なんだか胸にしとしとと、雨が染み込んでいくようだった。

『博士の愛した数式』小川洋子

小川糸さんの本棚を探しているときに、ふと目に止まった1冊。これも以前何度か読んだものである。子供ができてから読んだことがなかったので、今読んでみたらどんな気分になるのだろうと、好奇心が芽生えて借りてみた。最近、子供のこととなると涙もろいので(親になったということだろうか?それとも、単に年を取ったのか)、高確率で涙しそうだなと今から予想している。

『世界の絶景鉄道』執筆 杉本聖一

息子に鉄道ブームが来てから、図書館に行くときには電車コーナーを一瞥することにしている。マニアックな本も多い中、きれいな写真に目が止まった。たっぷりの写真で、世界各国の鉄道を紹介している本である。
実は僕自身も、息子が産まれる前から世界の鉄道に興味があった。北欧の中で唯一足を踏み入れていないノルウェーに行くときは、絶対にフィヨルドを鉄道でまわろうと決めているし、新婚旅行の候補の1つにスイスの山岳鉄道ツアーを挙げていたくらいだ。今はなかなか海外旅行は難しいから、こういう本を読んでは、旅行欲を高めておこうかなと思っている。

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さて、今回はどの本から読もうかしら。目移りしながら、2週間を楽しみたい。

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