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つい夜更かしをしてしまう訳は。

早く寝たほうがいいとわかっていても、つい夜更かししてしまう夜がある(ひとりごとエプロンの第5話のように)。

昨日の夜、妻と子ども2人と一緒に寝入ってしまって、ふと起きたのが22時半。洗濯物が終わっていたから、ハンバードハンバードを聴きながら黙々と干していると、目が冴えてしまった。そういえば、次男の出産関連の手続きが残っていたなと、机に向かう。こういう類いの、ちょっと面倒な書類仕事が僕は結構好きだ。いるものいらないものを分けたり、足りないものをメモしたり。ひと段落ついたときの、ささやかな達成感を味合うのが気持ちいい。

達成感と同時に空腹感も感じてきた。時計を見るともう0時過ぎ。もうこんな時間だけど、何かつまもうかなと思っていると、見計らったように次男が泣き出した。いそいそとミルクを準備して、次男を抱っこする。ちょっと時間がかかりそうだから、ついでに録画していた「がっちりマンデー」を流しておく。レモンバブルの回で、酸っぱいもの好きな僕のお腹は、ますますうなってきた。次男はミルクを完飲し、満足そうにまた寝息を立て始める。うーん、今の気分に合うものは家にはなさそうだから、流石に寝ようかしら。

寝る前にと開いたInstagramで、クライミングの世界選手権の男子決勝をやっているのを知る。YouTubeでライブ中継をやっているらしい。そういえば、僕の好きな藤井選手が決勝に残っていた。少しだけと思ってYouTubeをつけると、なんと藤井選手が絶好調で、このままいけば優勝が見えていた。また寝れなくなってしまうぞ、いや、優勝が決まるところまでだったらあと少しだから、うん、少しだけ。ひとり言い訳をしながら、こっそりとYouTubeをみながら、藤井選手のナイストライにぐっと拳を握る。よし、次の課題が登れれば優勝確定、というところで「何してるの?」と妻が起きてきた。

起こしてしまった?ごめんよ。と言いながら、状況を説明する。妻もクライマーなので、一緒に見ることになった。うーん、なかなか眠りが遠い夜である。スマホからTVに切り替えて、大きくなった画面に向かって、あーだこーだいいつつ、結局最後まで応援した。結果は藤井選手が見事優勝で、僕はとっても嬉しくなった。お腹は相変わらず空いていたけれど、充実感を感じながら、ようやく眠れるタイミングがやってきた。

「お腹すいたなぁ。」そう呟きながら横になると、スッと瞼が重くなってきた。おやすみと、妻にいうと、小さなおやすみが返ってきた。明日少し寝不足になるだろうけど、たまにはこんな夜更かしも悪くない。

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