【20代】まさかの大学に合格する①

大学に合格した。
私立だが、現役生と全く同じ日程で一般受験した。
そして私は予備校生はおろか浪人生でもなかった。
タイトル通り20代、つまり成人式は終わってる。

20代と言っても前半なので多浪とそこまで変わらないだろうという意見もあると思う。
付け加えよう。

学生時代理系だったが文転した。
予備校どころか通信教材も使わなかった。
模試も受けなかった。
3ヶ月未満の短期決戦だった。
直前1ヶ月まではフリーではあるものの働いていた。

うーん、えらい!!!私偉い!!!!

とまあイキるのもこのあたりにして後半の理由はシンプルに地方住みであることと費用不足が所以なので、もし金銭に余裕があったら1年間しっかり予備校に通って受験したかったというのが本音だ。何なら正社員期間が2年以上あったら社会人受験をしたかった。

つまり、私にはこの選択肢しかなかった。3ヶ月以内でお金をかけず、むしろ受験費を稼ぎつつ、何とかして受験し、そして受からなかった場合はハローワークに駆け込みながら短大の夜間を申し込むというところまで筋道があった。
追加で一年勉強すれば、という意見もわかるがいつまでもフラフラしていられないし、卒後のことも考えなければならない。既に共テの申し込み時期は過ぎていたため私立しかない。
(詳しいことを端折っているから、状況が伝わりにくいだろうがご勘弁)

見方によっては絶壁にたたされているように思えるだろうが、私には恵まれていることがある。
人間環境とメンタルだ。

だれも私を否定しなかったし、むしろ応援してくれた。受かった報告をしたあとも褒めて褒めて褒めてくれた。
同級生たちは自らはすでに大学に入学しているにも関わらず、お祝いにとご飯をご馳走してくれたり、ギフトカードをプレゼントしてくれたりと本当に心が温かくなるほど優しさを浴びせてくれた。すごくすごく嬉しくて、そこで初めて『合格するっておめでたいことなんだ』と実感した。
正直なところ、なんだか引け目があって、大学に合格しても行く気はなかった。
けれど、周りのおかげで励まされ、私は入学を決めることができた。
4月から大学生一年生になれたのだ。

②に続く…




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