最近の記事

独り言(言葉への疑問)

つい最近、エッセイ本を読んでいた。 すると本の中でこんなやりとりがあった。 「せっかくの週末なのに~、家にいるつもりなの?」 たった一文なのにどうもこの文がひっかかった。 この「せっかく」という言葉なんだけど、 この「せっかく」という言葉を使うのは その人が主体となって使っているものであり、 聞き手は「せっかくの週末」とは思っていないかもしれない。 実際に本の中の聞き手は話し手と逆のタイプの人間であり、 週末が来て「やっぴー!」とハイテンションに捉えるタイプではない。

    • 仕事を退職してみた

      長い間、勤めてきた会社をこの間退職した。 思い返すと新卒採用とか周りがみんな同じタイミングで入社して 同じような洋服を着て同じような表情をして 朝を迎える、そんな日々になんだか違和感を覚えた。 私は好き嫌いが激しいタイプで好きなものは とことん沼にハマるほど好きになり、 嫌いなものは断固拒否で自分から離れていくタイプの人間である。 だから仕事も自分の興味あるものや好きなものしかしてこなかった。 だから長年勤めてきたけど「今日仕事行きたくないな」と思ったことは 多分………

      • 変わりゆく毎日

        最近やたらとドーナツが食べたくなる時がある。 夏や蝉が最強のライバルとも言えるのに 以前よりももちろん歳も取っているのに 明らか数年前よりも重い食べ物が恋しくなる。 スーパーで買ったいくつも入っているドーナツ。 いつもなら買わないけど、そっけない味つけが目から離れず 気が付いたらかごの中に入れていた。 ある日、そのドーナツを口にすると 美味しすぎて一気に2つも食べてしまった。 数日後、冷蔵庫の中から取り出し、 温めてから食べることにした。 すると、同じドーナツを口にした

        • 言葉の重み

          自分に時間ができて前よりも小さなことで 嬉しくなったり感動したりするようになった。 自分と同じような境遇にたっている人がいると、 思わず自分がどうしてきたのか話したくなる。 自分自身を制御しないといけない。 つい良かれと思ってお節介で 相手に自分の意見を押し通してしまうことがあるから。 同時にもう1人の自分が自分を止める。 言葉の使い方がきれいだなと思う人をSNSでフォローしている。 その人が読んでいる本をスクショして本屋へ行く。 ふと、最後に行った本棚を見て 「あ、自分

        独り言(言葉への疑問)

          相変わらずNetfilxと友だちな日々が続く。 一体全体どれほどのスクリーンタイムと共に1日を過ごしているのか… 時に数字は人間を恐怖へと陥る。 話は変わり… 韓国ドラマというものは本当に怖い。 人間を沼へと陥るからだ。 若い頃、一度テレビでたまたま観た 台湾ドラマにハマった(沼った?)時期があった。 要するにイケメンが出ていたからという理由で。 前から韓国ドラマには沼っているんだが、最近になり さらに観る回数が増えた。 ここ最近(?)観た韓国ドラマはこちら。 とりあえず

          Storage ≒ Space?

          少し前にスペースについて話したと思うが、 目に見えるところのスペースを確保したところで まだまだスペースを作らないといけないところは いっぱいあった。 携帯のスターレッジはいつもいっぱい。 そしてその中にある大量の写真。 サイトを開きっぱなしでいつかまたら開くだろうと思い、閉じないサイト。 いつか振り返るだろうとすぐいいねしてとりあえず保存するインスタの投稿やツイート。 いつかって言うけど、いつかは来ないよねって自分でわかっててもそうしてた。いや、むしろ同時進行に思いながら

          Storage ≒ Space?

          ふと外を見ると、高いところにかかってある ズボンが風に吹かれて気持ちよさそうにしている。 ほのかに香る柔軟剤の匂い。 1秒1分過ぎていく中で豆苗は上へ真っすぐと伸びる。 豆苗みたいに真っすぐ地に足をつけて成長できたらいいのに。 家にいて家の中を隅々と見渡すことができるようになった。 冷蔵庫の中に長くしまって置いた食べ物をただ「もう食べないだろう」と 捨てるのではなく、「ちゃんと食べ切ろう」と思うようになった。 少しずつ冷蔵庫の掃除。 その一方で別の場所が少しずつ使用する

          中身と外見(2)

          本日2回目の投稿。 朝、中身と外見について洋服のお話と関連づけて書いたのだが、 午後になり、ふと他の物でも似たような経験話が頭をよぎった。 益田ミリさんの「今日の人生」をふと読もうとした時だった。 何でもかんでも使い終わる前に、 読み終える前に次の物を買ってしまう傾向があったのだ。 たくさんのスキンケア商品。積み上げられた数々の本。 そしてSNSを見て、本屋に行ってさらに買い足す。 部屋にはスペースがない。 それが今時間がたっぷりある中で真逆の生活へと送り出している

          中身と外見(2)

          カフェ越しの窓から

          人間観察をすることが好きな友だちがいた。 その時は理解できなかったが、今となれば 少しわかる気がする。 カフェ越しの窓から晴天の下であらゆる方向へ行く人を眺める。 顔が白すぎて顔と首の境目が丸見えだなとか あの人このカフェに入りそうだなとか 何で自分はあの色の鞄を選ばなかったかなとか 自分は頭の中が忙しいのか? そんなこと他人から言われない限り、 思ったことなんてない。 もうこんなに暑くて日差しが強いのかと思う5月中旬。 中旬という言葉が出て、時間の流れの速さに驚きも

          カフェ越しの窓から

          中身と外見

          良いブランドの洋服を着たい理由は、周りからの承認を得たいから? それとも周りから良く見られたいから? 中身なんて空っぽなのに。中身が空っぽなのに。 中身が何もないから外を良く見せたいのか? 洋服を選ぶ基準が今更ぶれてくる自分がいる。

          中身と外見

          幸せとは(完 かも)

          皆さんはどんな時に「幸せ」だと感じますか? 以前、あるコミュニティに参加した時に「幸せ」とはについてみんなで話し合ったことを思い出した。 話をしていると、自然と4対2みたいになり、(もちろん私は2の方) もう1人が私と同じ側の人間でいてくれることでどこか安心感を覚えた。 でも明らかその時の自分と今の自分は異なる。 色々なものを手放した上で今思うふとした「幸せ」を 皆さんにお送りしたい。 窓を開け、カーテン越しからふと香る柔軟剤の匂い 人間以外の生き物が生きていると感じる

          幸せとは(完 かも)

          幸せとは(2)

          以前の自分は、幸せって大きいものだと感じていた。 身近にすぐ感じることではなく、感じる瞬間ってそんなにないと思っていた。 でも自分の環境が変わったり、周りに関わる人間が異なったりすると なんだか少しずつ自分自身の「幸せ」に対する固定概念が変わってきたように感じ始めた。 確実に以前よりも「幸せ」と思う回数が増えてきたのである…! 時に言葉にして伝えづらい時もあるのだが、「幸せ」とまではいかないが ふとした瞬間に口角が上がる自分がいるものだ。 そんな時って誰が見ていようが気に

          幸せとは(2)

          幸せとは

          『幸せとは何なのか』 これは高校の時に読んだ本のタイトルに似ている。 あれからもう10年以上経っているが、 私にとってこれは人生の課題である。 いや、課題なのか?人生においての質問というべきか。 気がついたらふと上記の質問を自分自身に投げかける時がある。 何でそうなったのかわからない。 雨が降る中、冷めたミルクティーを片手に飲みながら猫背な姿勢を整えつつ、再度向き合う。 『幸せ』とは、一体何なのか? そういえば、以前友だちに「人よりも楽しい、幸せと思う回数が少ない」と口

          幸せとは

          初めまして

          長く勤めた会社を退職した。 特に先のことを決めていたわけではないが、このままだとなんだか心の中で駄目な気がして決断した。 退職してから1ヶ月。 時間に余裕ができ、これまで考えなかったことを考える時間が増えた。 当たり前だったことが当たり前でなくなり、失ってから気づくことも増えた。 これからは今自分自身が思っていることを記録として残しておこうと思う。 記念すべき第一回目。祝。

          初めまして