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地雷ワード③あなたらしくない

〜らしさという言葉に縛られていませんか?

男らしさ、女らしさから始まって、子供らしい、中学生らしいといったものや、社会人らしい、父親らしい、母親らしいといったものなど、多くの〜らしさにあふれています。

その究極が個人にあてた「自分らしさ」です。

一時期、この自分らしさに縛られ、自分らしいという言葉に向き合ったり逃げ出したくなったりした方が「自分探し」をするのがブームになりました。自分を探すために多くの人が採用した方法がバックパッカーに代表されるひとり旅でした。

さて、この〜らしさって必要ですか?

この言葉は、他者を自分の理解の中に入れておきたい、理解できないものに対して恐怖やストレスを感じるという人たちが、マジョリティの共通認識として、このカテゴリの人たちはこういうものだ、こうあるべきだを作り、それを押し付け合う言葉だと思っています。

いわばストレスなくコミュニケーションするために、丁寧な関わりという面倒をかけずに、強引に進めていくために「決めつけ」合う思考停止の一種なのです。

あなたらしくない

この言葉は、私という人間を自分の理解の中に置こうとする傲慢な考えが元になっていると思うのです。

自分がどんな人間かを決める必要はありません。

時代によって状況によって同じ人でも違って当然なのです。

大事なのは、丁寧に聞くこと、否定せず受け入れること。その時その瞬間の自分を認めてあげることで、それを他者にもするようになります。

まずは自分の大事な人から、身近な人から丁寧なコミュニケーションをしてみてはいかがでしょうか。

あなたの理解の外側にも多様で大切な人々がたくさんいることを認めてほしいと思っています。

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