◆コンセプト
観客にとって印象深くシンプルで不思議なカード当てを創作したいとずっと考えていました。
見え方もシンプルであることを前提に5 つの縛りを設けました。

①カードは観客自身が自由に選ぶこと。
②選んだカードは観客自身が自由にデックに戻すこと。
③デックに戻した後に観客が十分にシャッフル出来ること。
④マジシャンは極力デックに触らないこと。
⑤デック以外のギミックは利用せず、手軽に行うことが出来ること。

マジシャンが触らず、観客自身が自由にシャッフルするという点で案は絞られましたが他のギミックは利用しない縛りもつけた為、解決策も見出すまでに数年がかかりました。
高い不可能性とフットワークの軽さが釣り合い、演技に力を入れられる点も気に入っています。メンタルマジックとも相性がよく合うカード当てです。

◆現象
１組のデックを観客にシャッフルしてもらいます。
ここでマジシャンは横に向きます。
観客の手の中で表向きに広げてもらい１枚のカードを選んでもらいます。
覚えてもらったらデックの好きなところに戻してもらい、そのまま存分にシャッフルしてもらいます。
マジシャンはデックを受け取りカードを表向きに広げすぐさま観客のカードを当ててしまいます。

解説は有料となります。