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展示鑑賞録♯11 宮島達夫-SCAI THE BATHHOUSE-3/29

1~9の数字を使い問いを投げかける宮島達夫。
カウンターに使われる数字のフォントは彼がデザインした宮島達夫フォントらしい。
暗く無機質で冷たい部屋に移ろう沢山の数字を見た時、私は、今このすぎていく瞬間と時間を見ている不思議な感覚にさせられた。何もない部屋と動く沢山の数字だけの空間に入れられるとその流れる時と数字に集中させられるからだと思う。

奥の部屋には数字のビーズの貼られたキャンバスとそのビーズがキャンバスの下に散らばっていた。下のビーズは鑑賞者によって踏んで動かされる。キャンバスのビーズは貼られていて動かない。流れや自然とその瞬間を切り取ったものの対比のようだ。動きと静止。

このビーズは90年代にパリで購入したものと似たものを探し大量に仕入れたらしい。


ふむの楽しかった!
あと散らばってるビーズの疎密のグラデーションと繋がりがなんか綺麗だった!

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