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【インド】絶景を見にラダックに行ってみた【2023年6月】

こんばんは。
インド旅行後半は、北部のラダックに行きます。

前半のヴァラナシ編はこちら

旅の準備編はこちら

ラダックってどこ?

ラダック地方はこのあたり。
パキスタンや中国と国境を接する山岳地帯です。

ラダックの中心都市レーは、標高3600mくらい。富士山山頂くらいの標高があります。

ラダック地方は、ヒンドゥー教徒が多いインドの他都市と異なりチベット族が多く、隣国中国で弾圧されているチベットの文化が色濃く残る地方です。ヒマラヤ山系の山々の壮大な景色、そしてチベット仏教の僧院が点在する唯一無二の地域です。
自分は、昔会社の後輩に写真を見せて貰ったことがありとても憧れがありまして、、今回意外にもデリーから1.5時間ほどのフライトで行けることを知り行ってみようと思ったのでした。
ちなみに標高が高いため、冬季は極寒の地。6月は短い夏のベストシーズンとのことです。楽しみです。

詳細はWikipediaをどうぞ

デリーからフライト

早朝便でデリーからレーに向かいます。チェックインは長蛇の列。デリーの空港は規模も大きいですし、24時間とても人が多いですね。

高山病の薬も飲みます。

デリー→レー Vistara 07:00-08:40

白い雪を抱いた山並みが見えます。既にすごい景色だ。

めちゃ小さい空港に着陸です。外国人は名前等の申請が必要らしく、名前・ビザ番号・パスポート番号・宿泊ホテルなどを紙に記入して提出します。

空港を出ます。涼しい。気温は15℃くらいです。

準備編に記載しましたが、ラダックではローミングのSIMは使えないのでインターネット接続がありません。

タクシーを探しますが見当たらず、うろうろしたところこんなところに。。これはわからん。。
中心部のメインバザールまで、560ルピーとのこと。割高ですね。

タクシーの手配カウンターが1台の車!これはわからん!

まずは予約していたホテルに歩いていきます。これも少し迷いましたが到着。かわいいわんこがおる!!

レーに到着・標高慣らし

午前中に到着しましたが、標高に身体を慣らすために暫く部屋で休め、とホテルの方に言われ、がっつり昼寝。
本当は呼吸が浅くなるので昼寝は良くないみたいですが、、とりあえず今のところ高山病の症状は無し。

PCを開いて明日からの丸2日間でどこに行くかを考えます。

・中心地のレー市内(青範囲)
・北側が「下ラダック」
・南側が「上ラダック」
となっており、ここが日帰りの範囲。
北西や南東の渓谷や湖は、最低でも1泊2日のツアーコースです。

本当は1-2週間滞在できると良いのでしょうが、今回は3泊4日のため遠出は諦めて日帰りの範囲を回ることにしました。

初日はレー市内、2日目はバイクを借りて下ラダック、3日目は上ラダック。4日目はデリーに帰ります。

ちなみに、以下の地図の右下から左上に向かって斜めにインダス川が延びており、上・下はその上流/下流なのでそう呼ばれています。このインダス川はそのままパキスタンに向かい、パキスタン国内を南下してインド洋にそそぐ、四大文明の一つインダス文明を生んだ河川です。

右のLakeの方は、中国国境のパンゴンツォ(パンゴン湖)、上のValleyはヌブラ渓谷というところ。

どちらも素晴らしい景色の模様。しかし2日がかりのツアーで旅行のほとんどがつぶれてしまうのと、国境が近いので追加の入域許可が必要です。ツアー会社経由で取れますが、その手間も少し面倒に感じてしまい、次回にしようと思います。(次回があるのだろうか…)

レー市内

レーのメインバザールのすぐ裏に、過去の王宮・レーパレスがあります。そこまで急坂を登ります。

入場料、仏教国は25ルピー、その他の国は300ルピー。ひどい。

レーパレスの上のゴンパにも上ります。ゴンパというのはチベット仏教の僧院のことで、ここから3日間はこの「ゴンパ」を訪問するのがメインの観光になります。

だいぶ急坂でした。街と奥の山を一望できる素晴らしい景色。
高山病心配でしたが、ゆっくり呼吸を意識して。大丈夫でした。

こうやって山の上にある僧院をゴンパと呼びます 

ここが3600mくらいの標高なので、奥の白い山は6000mくらいはありそうです。すごい世界だ。

この日はメインバザールで食事をして1日終了。
SIMはショップがインド人観光客で混みあっていたのでやめました。ホテルとレストランのWifi以外はインターネットがない生活になります。

下ラダックへ

2日目はレーの北部、下ラダックへ。まずは市内でバイクを借ります。125ccのスクーターが1日800バーツ。2日間借ります。メインはもっと大きなバイクらしいですが、オートマチックしか運転できん笑
日本の運転免許証の番号を控えてました・・絶対意味ないだろ。

インドのレンタルバイクはガソリンはぎりぎりで使う分だけ先に入れます。まずはガソリンスタンドへ。入れ方がよくわからずお兄さんにお願いしました。ガソリンは日本と同じくらいの単価。物価考えればめちゃ高いですね!

ではここからは下ラダックのゴンパを巡った写真を。

これは日本人が建てたゴンパらしい
絶景カフェ
必ずマニ車があります
インダス川とザンスカール川との合流地点。ザンスカール川の先には陸路でダイレクトには行かれない秘境の集落があるそうです。
(たぶん)インダス川
ゴンパ(名前は忘れた)
このように集落の裏山みたいなところにあります
 ゴンパからの景色は大体絶景

国境地帯なためか、軍の施設や車両が多いです。その代わり、軍が整備しているので道路がめちゃ綺麗で走りやすい。快適な道を1日走ってレー市内に戻り、この日は終了です。

上ラダックへ

3日目は上ラダック。どちらかというと、上ラダックの方が観光としてはメインみたいです。

今日もゴンパ巡り。

ゴンパの中
バイクツーリングの人はたくさんいます

壮大な風景が続きます。なんか麻痺してきます。。

夕方にレー市内に戻りバイクを返します。

写真、多すぎて載せきれません。笑

さよならラダック

朝の便なので、前日にホテルの方にタクシーを頼んでおきました。とても良いホテルでした。

空港へ。小さい空港で飛行機に乗り込みます。デリーを経由してバンコクへ。

レー→デリー→バンコク(Vistara/AirIndia 09:20-19:35)

車窓の山々を眺めながら、ラダックを離れます。また来られる機会があるかしら。

デリー周辺

デリーの空港でトランジット。
インド出国のスタンプ変なところに適当に押されたw

バンコクは都会だ…!安心感!

ただいま。初インド旅、終わりました。

初インドでした

おなか、壊さずに済みました。これは奇跡。

率直な感想は、人が多く、幅も深さも非常に大きいということ。

ヴァラナシでガンジス川で沐浴する方がいれば、ヴァラナシに行った話しを別の場所ですると「あんな川に入ったら病気になる!」と言う方もいました。笑うわ。

ヴァラナシで演台に上れるのはカーストでバラモンの人だけ。インドではかなり僻地であるレーにも物乞いがいました。明らかに清潔でない身なりで小さなおもちゃを売る方もいました。自分の身体より大きなゴミ回収の袋を持ちゴミを回収して歩く方がいて、それを見ていながら自分の持つ空き缶は直接渡さず地面に捨てる方がいました。(直接彼らに触れてはならないみたい…)

農家の納屋よりもはるかに崩れた廃墟のような建物に洗濯物がかかっている一方で、デリーの空港には高級免税店が溢れておりスーツのビジネスマンが歩いています。

インドは今年中国を抜いて世界一の人口を持つ国になりました。14億人。これからの世界に欠かせない国です。今回の1週間で出会ったのは、14億分の100人に満たないと思います。

これからインドに何回行くかわかりませんが、何回行っても、インドをわかったとは思えないんだろうなと思いました。それくらい広い。

今回訪問することが出来て良かったです。

すぐに行きたい!!とまでは思いませんが、とても面白いところだと思いました。また行きたいですね~

ちょっとそこまでバイク乗せてと言ってきた集落の少年
標高、4000くらいですね
韻を踏んである交通標語w
村の催し物があるのかWELCOMEと書いてました

撮った写真はInstagramで公開しています/これからしていきます!
よろしければご覧ください!