昨日、全日本大学駅伝があって、まず1番に思ったことです。ここまで順位変動が大きい駅伝も久々というか今までにないくらい混戦でしたね。

個人的に全日本大学駅伝を見て思ったことを話します

①超接戦だしミスが怖い
今回、1番思ったところはそこですかね。区間賞とっても区間2桁がある。本当に怖い世界だなって実感しました。結局全て区間1桁で走った大学は0。今年の箱根以来ですね。優勝争いをした駒澤青学も一時は11位とかに落ちてたし東京国際や早稲田はトップにたったけど最終的に5位6位。本当に目まぐるしい大会だったなぁと実感しました。

②駒澤と青学は結局強い
今回、圧倒的な選手層を誇る駒澤と青学が強かった大会でした。完全に万全じゃない中で優勝、準優勝は只者ではないなと。駒澤に関しては飛車角抜いて優勝してますし、青学も青学で出雲と全日本大きくメンバーを入れ替えて秒差の準優勝。箱根も勿論相当なライバル関係になってくると思います。
かる～く現状の箱根の展望をいうとすれば青学のほうがやや有利かなぁと。あくまでも個人的に。やっぱり1人1秒の負けを経験し今回、駒澤の前で走ることがあまりできなかったという意味で箱根は並々ならぬ思いでくると思うし、山が揃ってるのもそう。あとは復路にめっぽう強い。直近7回中6回復路優勝してますので。駒澤は今回走ってない2枚の2年エースが万全に帰ってくれば青学にも勝てると思いますし、なんせ前回チャンピオンですから。個人的には8区を走った花尾くんがどこでも走れることを証明したので、彼がどの区間を走るかが鍵となりそうな予感はしてます。

③順天堂、國學院が上位にきた理由
私はエントリーを見た段階でこの2つが上にくることは予想してました。エース各がちゃんと入っていること、主力が万全に組めていたこと。ここが大きいです。特に8区は両校区間1位2位ですから。順天堂に関しては出雲そんなによくなかったので全日本はリベンジしてくると思っていたし、國學院に関してはここまで主力がきっちり揃えて走ってくるのは本当に凄い。出雲全日本ともに表彰台は逃していますが、青学(駒澤)に次ぐ安定感は素晴らしい。箱根では2つとも総合優勝を目標にやってくると思いますので、誰がどこに来るか。1区から荒らしてきそうな2校なので箱根が本当に楽しみです。
余談ですが、個人的に1番健闘した、凄いと思った大学は間違いなく法政大学。ここまで安定し、最後こそシード逃しましたがずっとシード圏内で走り続けたこの経験は絶対箱根で活きると思います！

④有力校シード落ちについて
今回の結果見て1番驚いたのは東洋のシード落ちでしょう。でも翌々考えると今までよくシード持ったほうだと思っていて、カオスみたいな戦国駅伝時代に全日本13年連続6位以内11年連続箱根3位以内とか本当に快挙ですよ。実際、黄金世代の東海だって予選会経験してますし、最強といえる今年の早稲田の4年世代もそうですし、今年國學院や東京国際も経験しています。箱根になってしまいますが、明治も今年予選会ですし順天堂も駒澤も数年前に予選会を経験しています。戦国駅伝においてずっと上位に居続けるのは優勝することより難しいこと。しかも今あげた大学は予選会を通じて強くなって今があるので次の予選会はいろんな意味でキーになるのかなと。95回箱根予選会の駒澤のように強すぎて草みたいな圧倒的な結果がみたいですし、それを得てまた強くなるとこも見てみたいなと。順天堂見てもわかる通り主力がちゃんとハマればまた上がってくると思いますし、東洋は箱根相性抜群ですからね。多分箱根はそこそこ結果でると思ってますよ。(出雲の結果を見たときの駒澤や順天堂みたいな感じですかね。それと同じ匂いがします)

⑤1番感じたこと
個人的に今年の4年生の走りをみて思ったことなんですが昨年度の4年生の存在が凄く大きいなと。昨年度の4年生がなぜ昨年の全日本で7区8区にいっぱい集まったか。この結果が昨日現れてたのかなと。昨年度の4年生は黄金世代といわれる97年世代の1個下、下級生時代に厚底ブームに入り、最終学年ではコロナ化による今まで体験したこともない生活に最強学年(現2年)の加入、また主力でありながら怪我で出場できなかったり本調子でなかったり4年間トータルで安定して走った選手はほとんどいない本当に苦労した学年。ただ、それでも下級生が伸び伸び走ってて今の戦国駅伝のベースを作ってくれた学年でもあり、駒澤が昨年2冠し、今回も主力を欠く中で優勝できたのも、青学がこうやって安定した結果が残せているのも、明治や中央が全日本でちゃんと予選会上がりでもシードとれたのも昨年の4年生が下地をコロナ化で作ってくれたからだと思っていて。言い出したらきりないのでこの辺にしときますが。あと、この学年の凄いところは中学校から勢力図変わってなくて実業団に入ってからも世代トップであり続けていることが本当に凄くて。昨日の特に主将たちの走りをみてああ、凄く偉大だったんだなと実感した駅伝でした。

たくさん書きましたが、なんせ本当に駅伝って怖いなと。実業団駅伝見てても思いましたが旭化成、トヨタ、富士通という超有力チームでさえ今年ヒヤヒヤさせる展開もありましたし。ワンちゃんニューイヤーすら出られないみたいな…ああ、恐ろしや恐ろしや。これから2ヶ月間でどれだけ進化するのか。箱根駅伝が楽しみです！