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片付けが得意じゃない

引っ越しをした。元々住んでいた古い雑居ビルのようなマンションの取り壊しが決まり、オーナーに依頼をされて仕方がなくである。しかし、結果的に同じエリアのもっと生活条件の良い場所をご紹介いただき、引っ越し費用等もサポートして頂いたので、家賃は少し上がって敷地面積は狭くなったが、とても満足している。

引っ越しに伴い、向き合わなくてはいけないのは自分の私物の多さである。

既にダンボール二箱分の服や私物はNPOに寄付し、一箱分の読み終えた本は古本屋に送った。昨年使わなかった物をいくつか処分もした。しかし、まだ、収まりきらない量の私物が、箱から出されたままで床に転がっている。というより積まれている。恥ずかしながら、殆ど手をつけない癖に急に描きたくなった時用の絵の具や、頂いたガラスペンとインク、前職で頂いたトロフィー、お芝居をしていた時代の台本、化粧品、服、帽子、靴下、タイツ、オフィス服、ドレス、冠婚葬祭用の服、バッグ、靴、ワークアウトやヨガ用の服、バレエシューズや脚のむくみとりグッズ、カメラ、古い電子機器、いつか使うかもしれないと思っているキーボード、よくわからないコード達、タロットカード、そのほか、もう思いつかないけれども、とにかく殆ど使わないけれども必要な気がするものや、もう使わないのだけれども、思い出が詰まっていて捨てられないもの達が場所を取っている。

服の量なんてもうどうしようもないぐらい多いのである。特に、家族や友人が着なくなった古着を受け入れ好んで着る為(新しいものを着るのも、あまり得意ではない。汚してしまいそうで。)、どんどん溜まっているのも事実である。思いつきで買う本も多い。あともう一つだけ、きっと寄付用のダンボールを用意できるはず。そして捨ててもいいものもわかるはず。

今これを書いている私は、無印良品で収納家具を買おうとしている。買う前に、少し考えようとしてここにいる。今日は仕事のない休日である。全てをとりあえず片付け終えるのが目標である、そして可能であれば洗濯もしたい。そして夜には、綺麗になった新しい部屋で、新しい書き物を始めたい。

上を書いてから数日、私は遂に片付けを終えた。クローゼットの中に積まれているだけのものもあるが、とりあえず表は片付いた。未だ服の多さに辟易している。全ての私物には感情が伴っているように感じる。

上を書いてから、MacBookを開いたのはこれで初めて。むーん。

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