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新サービスに大事なこと

新サービスは最新の技術がなくてもいいか?

日々、時間が過ぎるのが早いなぁと感じています。

3月27日は、私が応援している地元バスケットチーム(ビーコルセアーズ・通称:ビーコル)の試合を観戦してきました。

他のチームがどうかは知らないのですが、ビーコルでは様々なSDGs関連について様々な取り組みをしています。その一環で、27日に提供されたのは、「長期療養児に対するテレプレゼンス(Telepresence:遠隔からの参加)の支援」でした。

NPO法人のAYA(AYA=Adolescent&Young Adultの略)が、長期入院療養中の子どもたち(病院)と現地試合会場を繋ぐという企画でした。

チームのGM(竹田さん)が持ってコート内を歩いたり、キャプテンがハドルの際に持っていたり・・

このロボット、発砲スチロールとタブレットで出来ていて、いまある技術を組み合わせているだけなんですよね。
モニタの向こうには、病院で過ごす子供の姿がありました。
*実際、手を振ってコミュニケーションとったりしました。

目新しい技術はなく、問題に対して、できることをどうやって実現するのかのか、そこだけに着目して行動している例だなと思っています。
メタバースやテレプレゼンスロボは数多く出ていますが、こうやって、顧客(サービスを必要としているヒト)の軸になって行動できるかが重要で、仕組みはどれでもいいんだよなと改めて感じました。

技術ばかりに目を向けていないか?


実は、同じような意識を2015年に持っていて、当時、システム会社だったことからテレプレゼンスロボの調査に米国までいったり、システム的になにが必要なのか、技術面での課題を掘り下げていた時期があります。

Telepresence:遠隔地にいながら、対面で同じ空間を共有しているかのような臨場感を味わえる技術の総称のこと。「Tele(遠隔)+Presence(面前、存在)」からなる造語

今思えば、これ技術的課題にしか目を向けていなかったことになると昨日の取り組みを観ていて痛感しました。
調査の結果としては可能性として挙げているものの、特に何もせずに過ごしていたことに改めて、行動するとはどういうことかを考えています。

調査から7年経過した現在、今あるもので実現できる。行動に移すか移さないかと誰とやるかの違いだと、脳天を強打された思いです。つい目新しいものに目が行ってしまいがちですが、「お客様の問題の本質(PAIN)」に目を向けて行動できるか?が重要だと、改めて感じた一日でした。


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