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一生は一枚の絵

ふと昨晩、思ったことがあって、自分というものが生きてく過程は、死ぬまでにおいて、一枚の絵なんじゃないかということ。

はじめ生まれてから幼少期までは形のわからないぐちゃぐちゃな線、色の概念もない、とにかく思うままのぐちゃぐちゃな線。
それが少しずつ大きくなるにつれて鮮やかな色合いを持ったり、バッキバキの原色を塗りたくったり、やさしい線をひけたり、そこに深い陰影を重ねたり。

ひとり一枚。誰とも被らない一枚の絵。そういう視点でいくと、「今はモノトーンでしか描けない時期なんだな」とか「線が描けない、点しか描けない」とか、逆に「空の青さだけ見ていたいし描きたい」という時期だったりとか、俯瞰で見ることが出来る。平穏というのはどこにもなくて、人間は常に生成変化してる生き物なので、退化などは存在せず、過去の経験の賜物が現在地点の自分であるので、常に次なる場所を求めて生きている。
その点、その線、その色、その影、その光。
そのすべてが最後にどんな一枚の絵になるのかが気になる。

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