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気功の独学は危険なのか?

「気功を独学で行うことは危険なのか」とういうテーマで執筆します。「どういった理由で危険なのか」また、「どうすれば危険を回避できるのか」について解説します。

気功にも危険な事はあります。筋力トレーニングやストレッチでも、やり方によっては危険です。それと同じです。

この記事を書いている私は気功歴12年です。そのうち独学が11年です。早く上達しようと無理をして、様々な偏差を経験しました。

気功で悪影響が起きることを偏差と言います。実体験にもとづいて執筆します。

気功の独学は危険なのか?

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気功は健康法ですが、やり過ぎれば危険です。しかし、無理をしなければ危険な事はありません。

気功というのは、気功法を行って気を作り、体内の気道を気で満たすことです。そして、気道に圧力をかけて、気道を太くすることが目的です。

この気道というものは、圧力をかけ過ぎると炎症を起こします。気功をやり過ぎて、気道が炎症を起こすことを偏差と言います。

主な症状としては、体がしばらく熱くなります。そして、脳が興奮して眠れなくなります。また、口内炎ができたり、吐き気、めまい、下痢などの体調不良が起こります。

この程度の偏差であれば、すぐに治ります。多少気道が炎症を起こしても、重い体調不良は起こりません。

しかし、上達を焦って、偏差を無視してさらに無理をして気功を行う人がいます。そこまで無理をすると、気道が破れます。

気道が破れると、日常生活がしばらくまともに送れなくなります。内臓が傷ついて下血したり、嫌な事ばかり考えるようになったり、力が入らずに立てなくなったりします。

ひどい場合には、入院する事になってしまいます。命を落とした人がいるという話は聞いた事がありません。けれども、体を傷つけ、寿命を削ることになってしまいます。

体調不良とは別の危険もあります。電磁波過敏症です。これは、気功をやり過ぎて、波動に敏感になり過ぎてしまう症状です。

人間が発する気、声、音、熱、電気など、すべての波動に過剰に体が反応してしまうようになります。過敏症になると、外に出られません。

元に戻るまで、家で何もせずに寝てるしかありません。私の場合は、治るまでに一週間かかりました。

言い換えますと、ここが人間の限界、気を感じる感覚の限界という事でもあります。気に敏感過ぎると、日常生活を送れなくなってしまうからです。

危険を回避するにはどうすればいいのか【気功の独学】

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危険を回避するには、気功をやり過ぎないことです。偏差の原因は、すべて気功のやり過ぎです。

重篤な偏差である、気道を破るというのは簡単には起こりません。4時間くらい連続で気功を行わないと起こりません。

さらに、気が体内で作られやすくなっている、上級者でなくては起こりません。また、気道が破れる前に、吐き気、めまい、熱感といった体調の変化が表れます。

その時点で気功を中止すれば大丈夫です。

電磁波過敏症にいたっては、1日に4時間以上の気功の練習を、3年以上行わないとなりません。また、気を感じる感覚というのは、徐々に身につくものです。

ですので、一気に敏感になったりはしません。試しにやってみるのが一番ですが、無理をしなければ独学でも危険はありません。

それではなぜ、重篤な偏差を起こす人がいるかと言いますと、無理をする人がいるからです。

無理をする理由は、気功に神がかり的な効果があると信じているからです。気功を行うことで、「超能力者になれる」「神に近づける」「魂が浄化する」

そういった神がかり的な効果があると信じ込んでしまうと、無理をしてしまいます。気は目に見えないので不思議ですが、気功は健康法です。

神がかり的な効果はありません。

無理をすると逆効果になってしまいます。無理をせずにコツコツと続けることが、気功を極める一番の近道です。

その事を理解していれば大丈夫です。気功を独学で行うことは、危険ではありません。小さな偏差を経験することはありますが、数時間で治ります。

自分がパワーアップするための、筋肉痛みたいなものです。

気功を続けると体が気に敏感になります。敏感になると、体内で気が作られやすくなります。手から出る気の量も、大量かつ強力になります。

そのため、偏差を起こしやすくなります。けれども、そこまで上達する頃には、危険を回避する能力も上達しています。

自分の気道の状態が分かるようになりますし、作られ過ぎた気を体外に放出することも出来るようになります。ですので、心配いりません。

気功の独学は危険と言われることがあります。では、「指導者について気功を教われば完全に安全なのか」と言いますと、それは違います。

チャクラが暴発したときに、大量に発生した気を体の外に出してくれる先生がいれば安全です。しかし、チャクラが暴発したときに、都合よく先生がそばにいるとは限りません。

なぜなら、気功は毎日行うものです。気功教室に通ったとしても、自宅で一人で練功している時の方が圧倒的に多いからです。

気功を練習することを練功と言います。ですので、危険回避で一番大切な事は、やはり気功をやり過ぎないことです。

独学かどうかは、ほとんど関係ありません。

まとめ【気功の独学は危険なのか】

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何事もやり過ぎれば毒になるように、気功もやり過ぎれば危険です。気功のやり過ぎで起こる体調不良を、偏差と言います。

気功をやり過ぎると、気道に圧力がかかり過ぎて、気道が炎症します。そして、偏差が起こります。

たまに言われているような、「悪霊に取りつかれたから」「邪気を受けたから」というのが理由ではありません。

悪霊の影響はたかが知れています。そして、「体調の悪い人から邪気を受けて、自分も体調不良を起こす」という事はありません。

邪気はただの思い込みです。気功を行って体調が悪くなるときは、単純に気功のやり過ぎです。

そのため、独学であっても、やり過ぎなければ大丈夫です。危険なのは、成果を急いで無理して長時間練功することです。

身体は外からの攻撃には多少強いですが、中から攻撃されると弱いのです。

偏差が起こる前には、必ず予兆があります。軽い吐き気や熱感を感じますので、その時点で気功を止めれば大丈夫です。

重篤な偏差が起きたときには、必ず無理をして気功を行ったという背景があります。偏差を無視して気功を続行すると、気道が圧力に耐えきれずに破れます。

気道が破れると、日常生活が1週間くらいまともに送れなくなります。内臓が傷ついて下血したり、力が入らずに立てなくなったりします。

ひどい場合には、入院する事になってしまいます。

無理をしてしまう理由は、気功に神がかり的な効果があると信じ込んでいるからです。しかし、気功は魔法ではありませんので、神がかった効果はありません。

そのため、無理をせずに毎日コツコツと繰り返すことが、上達への一番の近道です。それさえ理解していれば大丈夫です。

無理さえしなければ、気功は独学でも安全です。

有料記事 ・気功のやり方【独学】初心者から極めるまで

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