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気功と心身医学|盛鶴延先生の精神科医時代のお話と、気功と心身医学についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

このブログでは
当たり前のように

盛鶴延先生は
こうおっしゃいました。

と書いてきたのですが、

ふと、
盛鶴延先生のことを
よくご存知ではない方も
いらっしゃるのではないかなっと
思いました。

もちろん、
盛鶴延先生の
気功教室のホームページや

https://www.kikoukakumei.com/

盛鶴延先生の本の
著者プロフィールにも
詳しく書かれていますが、

それでも
たまには
私が盛鶴延先生から
お伺いしたエピソードを交えて
盛鶴延先生について
お伝えするのもよいかなっと思いました。

今回は
盛鶴延先生が
上海で精神科医(西洋医学)として
勤めていた時の
患者さんとの楽しいお話と、
心身医学と気功について
お伝えします。

***

盛鶴延先生は
上海のご出身なのですが、
上海では
精神科医として
病院で働いていらっしゃいました。

その時の様子を
時々、
教室でお話しされるのですが、
それがとても面白いのです。

ただ、
盛鶴延先生が
精神科医として
お勤めになられていたのは
今から
40年以上前のことですので

精神科に対する
考え方や治療法なども
随分、今とは異なると思います。

しかも、
私が記憶の中で
勝手に話を盛ってしまっていると
思いますので、
そこは差し引きながら
楽しみにながら
読んでいただければと思います。

***

盛先生が勤めていらした
精神科には
それこそ
超能力者のような方も
いらしたそうです。

ある日の気功教室で、
瞬間移動をする
患者さんの話を
してくださいました。


そういう患者さんは
部屋に鍵をかけても
意味がないのだよね。

彼を部屋に入れて
外から鍵をかけて
廊下を歩いていると、

彼が私の隣に
一緒に歩いている。

彼は自分が出たい時に
部屋から自由に出てくる。

鍵は
全く意味ないね。

そう盛鶴延先生は
可笑しそうに
笑っていらっしゃいました。

でも、続けて真顔で

人間は
本当は
壁を越えられるね。

とおっしゃっていました。


***

またある時、
霊の姿が見えるいう
女性の患者さんの話を
してくださいました。


彼女は
相手についている
いろいろな霊の姿が
見える人で、

でも
他の人には見えない
霊の姿がはっきりと見えるから
とても怖がっていたんだね。

ある日、
私の診察室にきて、

「私、おばあちゃんの霊が
 見えるんです。
 そこに見えるんです」

って言うから、

「そうなの。
 あなたはあの水色の洋服を着た
 おばあちゃんが見えるのね」

って言うと、
彼女はびっくりして、

「そう。
 水色の服を着ている
 おばあちゃんです」

って興奮して言ったから、


「じゃ、
 おばあちゃんの靴の色はわかる?」

って聞くと、
彼女はまたびっくりして、

「えっ。靴の色。
 わからない」

って、
今度は少し落ち着いて言ったから、

「そうか。
 靴の色は見えないのですか。

 おばあちゃんは
 赤い色の靴を履いていますよ」

って言うと、
彼女はすっかり落ち着いて

「そうなんですか。
 赤い色の靴なのですか」

って。
だから、

「そう。
 赤い靴を履いているね。
 しっかり見てね」

って言ったら、

「そうなんだ。
 赤い靴なんだ」

って、安心したように
つぶやきながら
診察室を出ていったね。

そう言って、
楽しそうに笑われていました。

そして続けて
こうおっしゃいました。

私は病院では
人気者でしたね。
 
みんなの話がわかりますからね。

いつも
盛先生、盛先生
って患者さんから
話しかけられていましたね。

と、また楽しそうに笑われました。

***

盛鶴延先生の
上海時代の病院の院長、
栗宗華先生は
心身医学で有名な
アドルフ・マイヤーさんの
お弟子さんです。

盛鶴延先生は

気功は心身医学と一緒だね。

とおっしゃいます。

当時
アドルフ・マイヤーさんは
交感神経と副交感神経の
バランスを変えることは
難しいとおっしゃっていたそうです。

しかし、気功は
交感神経、副交感神経の
バランスを変えることができます。

意識を入れながら
気功の呼吸法をし、
易しい動作をして
身体全体の健康状態を
変えることができます。

***

ある日の
気功教室でのことです。

何かの話の流れで
盛鶴延先生は
精神科医を
辞められた理由について
こうおっしゃいました。

入院された患者さんに
薬を出して
良くなって
退院していく。

でもね。
3ヶ月ぐらいすると
また
入院してくる。

そして
また薬を出してって。

結局、
意味ないね。

それを聞いた時、
盛鶴延先生にとっては、
精神科医の時にしていたことと、
今の気功教室でしていることは
同じなのではないかなと思いました。

上海では患者さん、
気功教室では私達生徒の
心身のバランスを
整えてくださっている。

ただ、
気功は
自分で自分を治療する方法
です。

薬ではなく
動作、呼吸、意識で
自分で自分を治す方法です。

そのためには、
動作を真似して
私、できるよ、
ではちょっと足りません。

根本的なことが
わかることが大切です。

盛鶴延先生はよく

もっと
気功のことを教えて、
できれば皆さんも
家で気功をして、
健康になって
強くなっていただきたい。

そうおっしゃいます。

だから、
来日以来 35年、
お世話になった日本人の方々に
感謝の気持ちを込めて
本を書かれたとおっしゃいます。

本当に
有難いことだと思っています。

気功。
一緒に頑張りましょう。

では、また!

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