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日本三大奇橋とは?

晩秋の紅葉が美しい甲州・大月を初訪問。

大月って、勝沼に行く途中に通り過ぎたりとか、中央道の途中にインターあったよなーとかいうイメージだけで、実際に訪れたことはなかったのだけれど。
ひょんなご縁からお誘いをいただき、仕事のパートナーと一緒に出かけたのだ。

訪問予定先のご夫婦が駅まで迎えに来てくださり、ご邸宅に伺う途中で立ち寄ってくださったのがここ。


「甲斐の猿橋」

聞けば「日本三大奇橋」の一つだそうだ。
え、なにそれ知らない。。

「ものすごく有名な観光地で、人混みがすごいんですよ〜」と前置きをされて連れて行かれたのだが、本当に狭い駐車場は満車で、沢山の人が橋の周囲で写真を撮っている。

ほんとに有名な場所なんだな〜と無知な自分を恥じていたら、言った本人が隣で愕然としている。
本当は、いつも閑散として誰からも見向きもされないマイナー観光地だったらしく、「有名観光地」というのは自虐を込めた冗談だったらしい。
それが、久しぶりに顔を出してみたら本当の賑わい。
冗談にもオチがつけられず困惑していた様子で、なんだかこちらが申し訳ない気持ちになってしまった。

ちょっと前に、NHKのなにかの番組で取り上げられていたみたいだから…と、奥様がすかさず助け舟を出す。
なるほど、テレビの力はやっぱり大きいんだな。

それにしても、確かにこれはもっと知られていいんじゃない?と思うほどの絶景だった。
何度も補修されてはいるようだが、釘を使わない作りの橋の下は、瓦のようなもので何十にも補強されている。

そしてなにより、橋の上からの景色の見事なこと…!
谷の深さに紅葉の迫力も相まって、本当に見とれてしまうほどの絶景だった。

うん、さすが日本三大奇橋

…で、日本三大奇橋ってなに?
と思って調べてみると、

山梨県大月市の「猿橋」
山口県岩国市の「錦帯橋」
富山県黒部市の「愛本橋」

とのこと。
ただ、愛本橋は現存しないため、その代りに日光の「神橋」や祖谷の「かずら橋」などと言われることもあるらしい。

こんなに美しい景色が、家から一時間程度の場所に広がっていたなんて。
日本国内にも、まだまだ自分の知らない美しい風景がたくさんあるんだろうな。

灯台下暗し。
もっともっと、身近な美しさに目を向けてみなければ。

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