アルゲリッチ

アルゲリッチ・フェスティバル in Hamburg

2018/7/1日 11:00- Laeiszhalle Grosser Saal

ハンブルクのバレエ週間と重なる時期に、何とハンブルクでアルゲリッチ・フェスティバルが開催されていました。どうもハンブルクでの開催は今年からのようです。全部で9公演。たまたま、私が訪れているときに昼公演があったので、バレエの前に行ってきました。会場はハンブルクのオペラハウスからもほど近い、昔からあるコンサートホールLaeiszhalleです。

普段はあまりピアニストのコンサートには行かないのですが(興味はあるけど他に優先順位が高いものが沢山)、でも楽しかった!もうだいぶ前のことですが、以下、曲ごとにちょっとだけ感想を。

■クロード・ドビュッシー チェロソナタ ニ短調 L 135
チェロ: ミーシャ・マイスキー
ピアノ: マルタ・アルゲリッチ

まるでジャズセッションのようにお洒落な曲に聴こえたのですが、そういうものなのでしょうか?マイスキーがもんのすごく情熱的に弾いていたのが印象的。

■カミーユ・サン=サーンス 動物の謝肉祭
ナレーション: アニー・デュトワ
ピアノ: マルタ・アルゲリッチ、リーリャ・ジルベルシュテイン
指揮: イオン・マリーン
Kammerorchester der Symphoniker Hamburg

アルゲリッチとデュトワとの間のお嬢様のアニーが、曲毎にユーモラスな解説を入れていました。この曲、生で全部通して聴いたのは初めてで、とても楽しかった。この日はマチネで子供連れの聴衆もちらほら見かけましたが、そういう趣向の公演だったのかもしれません。

■ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン 
  ピアノ、ヴァイオリンとチェロと管弦楽のための三重協奏曲 ハ長調 Op.56
ヴァイオリン: テディ・パパヴラミ
チェロ: ミーシャ・マイスキー
ピアノ: マルタ・アルゲリッチ
指揮: イオン・マリーン
ハンブルク交響楽団

これが唯一、アルゲリッチのピアノをちゃんと聴いた、という感じの曲でした。彼女の音ってとても包容力があり、いい意味で逞しい感じがするなと。ここでもマイスキーの情熱的なひきっぷりが見た目に楽しかった!

このチケット、本当に数日前にとったのですが、その時点で空席はたくさんあり、しかも一番いいカテゴリーで71.5ユーロです。こんな豪華メンバーの演奏会、日本ではとてもそのお値段では聴けないしこんな気楽にもとれないだろうな。来年以降もハンブルクでアルゲリッチ音楽祭をやるのであれば、また聴きにいきたい。

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