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ラジオパーソナリティーとオンラインで話すと


直接会うって、贅沢だったんだなぁ。

こんばんは。菊森です。

この間、Facebookで過去の投稿を見たら、

「一ヶ月のほとんどを東京以外で過ごす日々が続いています。これからどこでも働ける時代が来るだろうし、そのうち東京に住む意味がなくなることでしょう。40代のわたしはどこにいるのか楽しみ!」

と書いてありました。

30代のわたしよ。40代のわたしは東京の事務所にこもってます。

飲みにすら行けず、パックの「黒霧島」をカクヤスに届けてもらっていますよ。

月に1度は行っていた福岡に、もう1年以上行っていません。

福岡も、大阪も、北海道も、広島も、静岡も。

こんな日が来るならもっといろんな放送局さんに行っておくんだったなあ。


弊社の仕事は音声広告をつくることなのですが、ラジオの生放送中に流れる生コマーシャルの比率が非常に多いという他社にはない特徴があります。

生コマーシャルはコンテンツの中に溶け込むので、多くのリスナーさんはあまり広告だと受け取っていないのではないでしょうか。

生放送ですから、広告を完成させるのはわたしたちではなく、オンエアでお話になる出演者。だから、出演者と話すことはとても大切なことです。


先日は、RKB毎日ラジオ「笑売繁盛!ウメ子食堂」のパーソナリティー・門馬良さんと葉山さつきさんと画面越しにお話しました。

ラジオのパーソナリティーの方は明るくて接しやすい方が多いのですが、RKB のおふたりはまさにそう。ご一緒すると元気になれます。それは画面越しでも同じでした。


オンライン会議のコミュニケーション不全が理由がわかった気がする。

さて、みなさん。

オンライン会議で「伝わらないなぁ」「ニュアンスが良くわからないな」と思うことはないでしょうか。

カメラを消した状態のミーティングで、なんだろう、この間は…

と、悩むシーンもありますよね。

ラジオパーソナリティーさんとのオンラインミーティングでは、こういう時間がほとんどありません。

「話のプロだから当たり前じゃん」

と思うかもしれませんが、

私は「話す技術」というよりは「声に感情を乗せる技術」に長けているからではないかと感じました。

「」が音、()が感情とすると、

「こんにちわ!(会えてうれしいよ!)」

「なるほど。そうなるんですね。(へー。その話、使いやすいね)」

「なるほどね。(そこはいらないかな)」

「あー、わかりました。(その部分よりさっきのところかな)」

「あー!なるほどね。(そうそう、そこそこ!その話掘り下げたい)」

みたいなイメージ。


ラジオリスナーは脳の声から高次感情を汲み取る部分が成長していると聞いたことがあるのですが、ラジオパーソナリティーは普通の言葉に感情を乗せる能力が発達しているのではないか、思うほど。

良く音声は「想像のメディア」と言いますが、ラジオパーソナリティーの声はその想像を助けるたくさんの「色」に溢れています。

逆に言うと、普段この能力を鍛えていない私たちが突然オンライン顔出しなしで会議をするのは、無謀と言えるかもしれません。

音声メディアが増え、声のコミュニケーションが重要視される中、この「声に感情を乗せる技術」についても考察していくべきではないでしょうか。















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