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完成しないことの価値

先日ニューズピックスで見た登山アプリ「YAMAP」の春山さんのインタビューがすごぶる面白かった。

「ビジネスが学ぶべきは自然」
「コミュニティの本質はライフラインである」
「資本主義の弊害はお金が腐らないことにある」
「尊敬するイノベーターは空海」

何度も見返してるが、彼の尊敬するもう一人のイノベーターに「ガウディ」を挙げていた。あのサクラダファミリアを手がけた建築家である。

サクラダファミリア
僕も学生時代に観に行った

彼がガウディのすごさを形容するときに、「一代で成し遂げられないことを追い求めるのが真のイノベーターだ」という発言をしていた。

まさにガウディは自分が生きている間には到底完成できない難解な建築物を世に残して去っていた。

その偉大なる未完の建築物は、その街に作り手の雇用を産み、観光客を呼び続けてる。なんと年間400万もの人が訪れるという。

2026年に完成予定となっているようだが、もしかしたら完成しなくて良いのかも知れない。偉大な何かを創り続ける、挑み続ける、というプロセスそのものに価値があるのかもしれない。

自然には完成はない。常にカタチを変えながら調和し続けている。

一代では到底成し遂げられない地球にとって大切なテーマを追いかけたいと思っている。


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