菊池龍之(ジョージ)

「未知なる扉を開ける挑戦者で溢れる世の中に」michinaru株式会社の代表。企業の事…

菊池龍之(ジョージ)

「未知なる扉を開ける挑戦者で溢れる世の中に」michinaru株式会社の代表。企業の事業開発支援/ワークショップのファシリテーターなど。日々の出来事から思ったこと、考えたことをつらつらと書きます。人生は壮大な実験。面白い人生より面白がる人生。マレーシアに2年半家族で移住経験あり。

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    michinaru株式会社の公式note及びmichinaruメンバーのnoteをまとめます

最近の記事

お笑い芸人のYouTubeを見て涙した話

若手お笑い芸人のラランドという男女コンビの配信しているYouTubeを見て泣いた。 大学出身のお笑いコンビで、最近テレビでも出ているらしい。 このコンビのツッコミの方、西田くんというのだが、彼がかなりルーズなのだ。かなりというか相当ルーズっぽい。 お金や時間にルーズ、人間関係もあまり大切にしなさそうな感じがする。 相方やマネージャーが、いつも「クズだ」と言っているが、あながち否定できないほどのルーズさだ。 そんな彼の素行にしびれをきらし、彼にお灸を据えようと出演して

    • 忙しくなると浅くなる呼吸と思考

      忙しくなると「呼吸が浅くなる」と言われる。 何かに追われるように時間を過ごしていて、気が休まらない感じになる。 そんなときは息を吸って吐くを意識しなければならない。 同時に忙しくなると「思考」も浅くなる。 深く物事を考えることなく目の前の問題を解こうとする。 「そもそも」とか「目的」を思考する余裕がなくなる。 目の前の問題を深い思考なく解く日々が続くと、実は仕事の充実感を得ていないことに気がつく。毎日を「こなしている」感じになる。 呼吸を意識するように、深い思考を意

      • 遠くにある「知」を探索することが難しくなっている時代

        野中郁次郎さんの新著「野性の経営」の中で気になる内容があったので記しておきたい。 テクロノジーの逆作用について。 現在、検索技術は世界中のあらゆる情報に誰もがアクセスできるようにした。お陰で「ググれば」一瞬で関心のある情報に詳しくなることが出来る。 かつての天文学者よりも今の若者の方が宇宙に詳しい、という皮肉もあるほど、あらゆる情報がインターネットの世界に存在している。 誰が高度な知に自由にアクセスすることができる素晴らしいテクノロジーを人間は生み出した。 一方、検

        • ミドル世代の30年後未来への貢献のしかた

          僕らのワークショップのお題に「30年後の未来を考えよう」というものがある。興味深いのは、そこにいる20代や30代の参加者は何の疑問を持たずにその問いに向き合うのだが、50代以上の人がいると必ず「オレ、もう死んでるかもしれないしなぁ」とか「もう動けなくなってるよ」と言うことがある。 僕も46になったので、その気持ちも分かる気がする。自分がその時代の主軸として活躍できない未来に正直本気で考えられない。何かを成し遂げるのなら、5年や10年、自分がバリバリ動くまでに成し遂げたい。そ

        お笑い芸人のYouTubeを見て涙した話

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          完成しないことの価値

          先日ニューズピックスで見た登山アプリ「YAMAP」の春山さんのインタビューがすごぶる面白かった。 「ビジネスが学ぶべきは自然」 「コミュニティの本質はライフラインである」 「資本主義の弊害はお金が腐らないことにある」 「尊敬するイノベーターは空海」 何度も見返してるが、彼の尊敬するもう一人のイノベーターに「ガウディ」を挙げていた。あのサクラダファミリアを手がけた建築家である。 彼がガウディのすごさを形容するときに、「一代で成し遂げられないことを追い求めるのが真のイノベー

          完成しないことの価値

          伝統は革新の連続

          160年以上続く和傘を5代に渡って創り続ける京都の職人さんがいる。 その方のインタビューが面白かった 今は和傘を日常で使う人はいない。彼はその技術を照明に転用している。 「和傘を現代の生活にそのまま使うのは無理があります。でも、その時代において、いま求められる工芸、お洒落だと評価してもらえる製品づくりの努力が必要」 と語っている。 伝統という言葉には「守りぬく」というメッセージが込められている。 では、守りぬくべきものは何かを突き詰めて考える。和傘の「技術」にフォ

          課題が人々を結ぶ

          昨日書いた事業の定義の話。 事業を「課題解決という価値を届け続る仕組み」と定義した。 読み返したとき、ある方の書籍の一節を思い出した。 川喜田二郎さんという学者が書いた「ひろばの創造」という書籍がある。彼は文化人類学の大学教授でありながら、移動大学という問題探索の場を創造。研修などでよく使うKJ法という問題解決メソッドの考案者もである。 書籍の中でこんな一説がある。 この本が出版されたのは昭和52年。今から40年以上も前である。 この書籍で指摘されている社会、組織

          「事業」とはなにかを定義してみた

          僕の仕事は、事業創造支援だ。 改めて「事業」とは何なのかについて考えてみた。 事(こと)を業とする、と書いて事業。 事とは何か。これはサービスや製品のことではなさそうだ。 僕が定義した事とは「課題解決」である。 世の中の、誰かの課題を見つけ解決することではないだろうか。 事を成す、などと言うことがあるが、何か世の中を変えるような事を行う時に使われる。この世の中を変える事とは、世の中の課題を解決することと言い換えられる。 では、業とは何か。辞書的には「反復して、継

          「事業」とはなにかを定義してみた

          自分の居場所が選べない子供時代の残酷さ

          子供の頃から病院によく通っていた。 耳が悪かったので、鼓膜の治療に週1回は通っていた時期もある。 遠い記憶にあるのは病院の独特の雰囲気。 一人では歩けない老人がいて、寝間着を着て検査に来る入院患者もいる。何の匂いか分からないが、科学的な匂いがする。忙しそうに歩くのは看護婦さん。 時間の流れの違う、異世界にいる感覚。 僕はその雰囲気が嫌いではなかった。退屈ではあったが、そこには攻撃的な人もいなければ、暴力的な団結も一切なかった。みんな孤独で枯れている感じがなぜか心地よ

          自分の居場所が選べない子供時代の残酷さ

          8000円のパソコンを2万円で売った話

          先日面白い体験をしたので忘れないように残していこう。 妻が持っているパソコンを売りに出そうとしていた。 まだ買って数ヶ月であったが、どうも使い勝手が悪いらしい。 そのPCを買った大手家電量販店には中古PC買い取りコーナーがあるらしく、そこで査定して貰えるらしい。 暑い夏の日、妻と二人でそのお店に行った。 中古PC買い取りコーナーはお店の角の角。店員さんに案内してもらわないと分からないほどお店の奥にひっそりとあった。 明らかにテンションの低い店員さんが、持参したPC

          8000円のパソコンを2万円で売った話

          振り出しに戻ることは悪いことじゃない

          カロリー消費のために毎朝散歩をしているのだが、今日はいつもとは違う道を選択してみた。 進んでいくと住宅街に入っていき、どんどん道幅が狭くなった。 これはいかん。めっちゃ細い。 庭で水やりをしているお爺さんが、「見かけん顔だなぁ」と明らかに怪訝な顔で見てくる(感じがした) 次の角を曲がると、もしかしたら行き止まりかも。 そうなる前に引き返す手もあっただろう。 明らかに道が怪しくなっていることは分かりながらも、歩みは緩めなかった。 なぜか。 ここから分岐点となった

          振り出しに戻ることは悪いことじゃない

          書くこととジョギングは似てる

          これまでnoteを書く時間は仕事を終えた後、夜が多かった。 しかし最近は朝に書くことが多い。 朝書くという習慣と合わせて、朝の散歩がセットになっている。 朝起きて、すぐに散歩に出る。朝ご飯を食べた後でnoteを書く。 noteを開いたときにテーマが浮かんでいるときもあれば、真っ新なときもある。これは夜書いていたときも同じだ。 しかし、この「書くことが浮かんでいない時」の受け止め方が朝と夜で大きく違うことに気付いた。 夜にこの状態になると、焦りが出てくる。考える時間

          書くこととジョギングは似てる

          親鳥は産まれたばかりの卵を突かない

          昔見たカンフー映画の話。 強くなりたいと願う少年が、早く技を教えてくれと嘆願する。 しかし師匠は「お前にはまだ早い」と言い放ち、来る日も来る日も炊事洗濯などの雑用ばかりさせる。 あるとき少年が暴漢に絡まれたとき、明らかに以前よりも身体の動きが良くなっていることに気付く。暴漢の攻撃を上手にかわすことが出来るようになっていたのだ。 その様子を見た師匠は、ようやく少年に技を教え始める。 「なぜ今になって教えてくれるのですか?」と問う少年に 「あの時、お前は準備が出来てい

          親鳥は産まれたばかりの卵を突かない

          休日の自己定義

          8月10日、お盆も間もなくだ。特に夏休みの計画もないのだが、自然とお休み前モードになってしまう。少し先のご褒美を楽しみにする感じと、それまでにこの仕事を終わらすぞ、と小さな気合いが入っている状態。 しかし僕は休み方が下手だと常々思っていた。 なぜかというと、休み明けがしんどいからだ。明らかに休み前よりも頭がにぶくなっている感じがするのと、気持ちがすぐに乗ってこない。 冬の車にエンジンをかけ直している感じだ。なかなか時間がかかる。 そして、休んだ分の遅れを取り戻さないと

          人生設計の基盤となっているもの

          誰かに言われた言葉で何度か思い出すフレーズはないだろうか。 姉のように僕を育ててくれた先輩から言われた 「ありがとうと、ごめんなさい、を素直に言える人でいる」という言葉が印象に残っている。 この言葉は自分自身が傲慢になっていたり、意固地になっていそうな時に自分への戒めとして思い出すこともあった。そして、二人の子供を育てるときに教育指針にした言葉でもある。 もうひとつは、尊敬する経営者から言われたこの言葉だ。 「お金と時間と健康、この3つをバランス良く得ること」 この

          人生設計の基盤となっているもの

          食生活の改善に乗り出した

          何をやってもなかなか痩せない。 お腹周りの贅肉を落としたい。 30代にはそんな悩みはなかったのに、いつの間にか僕も中年おじさんの仲間入りをした。 いや、そのおじさんの地に安住はしたくない。 せめて贅肉はとっておきたい。 そう思って食事のカロリー計算から始めようとした。 早速アプリで便利そうなものをダウンロード。 どのオススメランキングでも1位だった「あすけん」というアプリ。 これがよく出来ている。 毎食食べた食事を入れるのだが、かなりの検索性の高さ。 例えば「プ

          食生活の改善に乗り出した