見てもらう努力をするまでがクリエイティブ
創作物に対してフィードバックをもらえないことがあります。
今だったら例えばSNSに乗っければある程度反応が返ってくる場合もありますが、一目見てわからないようなものはフィードバックをもらうのが難しいです。
放送作家でいうと、会議ではすぐに自分の意見に対して反応が得られるのですが、もっとも重要な企画コンペでは自分の企画がなぜダメだったのかを知ることができません。
クリエイティブ系なアウトプットに関しては第三者目線の意見が重要になりますが、そんな機会は与えられるものでもないです。
なので、自分で積極的にフィードバックがもらえる機会を創りださないといけないのです。
100%の出来なんて大したことない
作っただけで満足する場合もありますが、それを仕事にするには成果物に対してお金を払ってくれる誰かを探さないといけません。
これは人、会社、媒体など様々です。
多くのクリエイターは制作に自信を持っていますが、それをいかに売っていくのかだったり、どのようにして見てもらうか知ってもらうかを考えるのには苦手な傾向があります。
なぜかというとそっちの方がはるかに難しいからです。
なので、そんな人たちをマネジメントする人たちがいるのです。
この際、芸術や自己表現であれば他者の意見は必要ないです。
しかし仕事としてやっていくには他者の意見が自分より大事になってくる場面が多々あります。
なので、絶対に制作物に対してフィードバクをもらい改善をし、相手に認めてもらって、この制作物ではお金が発生せずとも次の制作物ではお金が発生するようにしないといけないのです。
それもこれも制作物を見てもらわないと話になりません。
多くの人は「自分は才能があるのに世間に知れ渡っていない」という感情を抱いています。
現に僕もそういう時期がありました。
そんな人に限って誰かに見てもらう努力を怠っています。
誰かに見せればいいじゃん、といえば「まだ、これは自分の100%の出来じゃないから!」と人に見せることを拒みます。
あとはアイデアが盗まれちゃうからとかいうのです。
基本的にそんなことを言っている人の制作物は大したことがありません。
しっかりと誰かに見てもらってフィードバックをもらう前提で作っていないものはあまり価値がありません。
見てもらう努力
僕も放送作家になったきっかけは今の事務所に企画案と履歴書を送ったことからでした。
今思えば全然大したことない企画書でしたが、それを書いて事務所に送る人と送らない人とでは大きな差があるのです。
僕は企画案を友人や学生などに積極的に見てもらい意見をもらいます。
ともかくフィードバックはモチベになります。次の制作物をよりよくできます。
人生の時間は短いので、限られた時間の中で確実に進歩していかないと取り残されます。
そのためにはフィードバックをもらえる機会に飛び込むこと。
恥ずかしさや不安を決して、制作物を外に出すことがクリエイティブを活性化させます。
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