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広告代理店の社員に思いつかないことを考えないといけない

放送作家がCMを作ったりプロモーションの企画を考える例というのはたくさんあり、今後もその流れは加速していくと思います。

僕はテレビ番組よりもそういう企業案件の方が学生時代やりたかった人間なので、積極的にやっていきたいです。

というのも、学生時代に広告代理店は受けました。いわゆる大手の最終まで行ったりして「こりゃクリエイターになれる!」と油断してたらあっさりと落とされた経験があります。

テレビはテレビでとても面白いので、あまり後悔はしてませんし、今でも最終に行かせてくれた代理店は大好きです。

放送作家に求められていること

放送作家はマーケティングをしません。天才タイプの人間が多いので、ひらめいた独創的なアイデアから企画を作っていく人がたくさんいます。

僕や僕の師匠はどちらかというと論理的に企画を組み立てていくタイプなので、マーケティング思考的なプロセスを踏みます。

その方が企画を量産でき、結果的に採用されやすいという事情もあります。

しかしながら、CMやプロモーションなどの企業案件において、放送作家が求められているのはマーケティング思考ではなかったりします。

電通や博報堂のロジック思考からは出てこない突飛なアイデアを求めていたりするのです。

突飛なアイデアも論理から生まれるけど…

どんな突飛なアイデアも基本的に論理から生まれるべきものだと思ってます。論理的に考え、そこから突飛なアイデアが出てくるものです。

ただ、企画を作るプロセスが論理的になると電通や博報堂の社員が考えていることとの違いが生み出せなくなります。彼らこそロジックで物事を考えており、及第点の答えを出すことには長けているからです。

そこで、放送作家はテレビ以外の場面ではあえてロジック思考を捨てて、直感的に「面白い」だとか「ワクワク」するものを追求していくべきです。その感覚こそが求めれられている気がします。

放送作家はフリーランスだからこそ、どんな尖ったヘンテコなアイデアを言っても周りの目が気になりません。会社員勤めのクリエイターはどうしても組織で闘っているので周りの目が気になるはずです。

そんな違いを考えつつ、テレビ屋だから思いつくこと、放送作家だから思いつく企画をCMや広告など違う世界でも発揮していけたらいいなと思う次第です。


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