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ヘルシーでキレイな生活ができるビネガーや発酵に魅了されて、京都上賀茂でビネガーショップ…

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ヘルシーでキレイな生活ができるビネガーや発酵に魅了されて、京都上賀茂でビネガーショップとスクールを主宰しながら、いろんな場所でさまざまな方にビネガーを使った料理などのセミナーも開催し、ビネガーを使った手軽でおいしい料理を紹介しています。みんなをもっと元気にキレイにしたい!

最近の記事

発酵がビッグビジネスになる?

最近、「発酵に対して世界で巨額マネーが動き出す理由」というネット記事を見ました。 世界で巨額マネーが動く? どういうこと? お酢、発酵に長く関わってきた私としては見逃せない。 さっそく読んでみました。 近い将来、世界で食糧不足が問題になるらしい。 この食糧不足というのは、人間の生命を維持する上で一番重要なタンパク質が不足するということ。「タンパク質クライシス」というらしいです。肉や魚だけじゃなく豆類も食べられなくなる危機です。 日本で暮らしていると、なかなか実感できないこ

    • 春の手前で思うこと

      京都ビネガースクール近くに鎮座する、上賀茂神社の東北東に京都産業大学があります。先日の土曜日、卒業式があったみたいで、袴にブーツ姿の女子学生をたくさん見かけました。市内のバスや電車でも見かけます。 卒業式に向かう女の子たちを見て、もうそんな季節なんだと気づくと、春がそこまできている感じがして、なんだか暖かい気持ちになりました。 私は社会に出てから、何度も、何から卒業したんだろう。 そんなことを思い返したりして。 その繰り返しで今の私があるんだなぁと、今まで歩んできた道、け

      • 東風吹かば・・・

        寒い寒いと身を縮こませているうちに、梅の季節がやってきました。 ビネガースクールを開催している上賀茂店は、上賀茂神社の近くにあります。上賀茂神社と梅ってあまり知られていないようですが、実は梅の名所なのです。 梅の見ごろは、例年2月中旬頃から3月中旬頃。 二の鳥居前や重要文化財の楼門前にある御手洗川(みたらしがわ)の脇に咲く、紅梅・白梅・枝垂梅の光景がなんともいえない美しさです。 梅は桜と違って大木ではないし、ひっそりとした趣が、私は好きです。 梅の匂いに包まれると、思い

        • 砂糖は儚い味がする

          昨年、阪神タイガーズが優勝したことでパイン飴が一躍有名になりました。 パイン飴、まだ販売していたんだと、失礼ながらちょっとびっくりしました。久しぶりに買って舐めてみたら、とても懐かしい味でした。 そのときに、なぜかふと思い出したのが、映画「火垂るの墓」。 何度観ても悲しくて、決まってあるシーンで泣いちゃいます。 節子と兄の清太が、伯母の家を出て西宮の防空壕に二人で住み始める頃、節子がサクマ式ドロップの缶からドロップを出して舐めるシーンです。 それを見ていたお兄ちゃんが、

        発酵がビッグビジネスになる?

          龍のお茶碗

          待ちに待った龍のお茶碗がやってきました。 桂窯 檜垣青子さんの作品で干支のお茶碗。 とても良い色合いに、ちょっとカワイイ龍が絵付けされています。 さっそくお薄をいただこう。和菓子の御銘は「おりべ」。 基本、お薄のお菓子はお干菓子なんだけど、こっちの方がいい感じ。 今日は一人お茶会なのでイレギュラーもありということで(^^) さて、「おりべ」をいただく銘々皿どうしよう。 私の流派は裏千家なんですが、せっかくの美味しそうな「おりべ」なんだからここもイレギュラーで… 「おりべ

          龍のお茶碗

          春はあけぼの

          年が明けると、風景まで違って見える気がします。 2023年から2024年と数がひとつ増えただけなのに、何か新しいことが始まりそうな気がするのは、干支が変わるからなんでしょうね。 今年は辰年だから…という感じで、干支にちなんでその年のやる気や運気を考えてしまう。外国の方たちはどうなんでしょうか。 四季のある日本には、大寒とか立春という"節気"というものが24もあって、「ああ、大寒か。寒いはずだ」「今日は立春、もうすぐ暖かくなってくるね」という感じで、気分の節目のようなものに

          春はあけぼの

          食も文化も、ニッポンって面白い!

          年末になると、お正月を迎える準備で我が家も雰囲気が変わります。上賀茂神社の近くにあり、ビネガースクールを開催している中野酢のお店周辺も景色が変わってくるので、ようやく年が明けるんだと実感します。 上賀茂神社のお正月には大勢の参拝者が初詣に来られますが、京都市内中心部の神社に比べて比較的混雑しないと言われています。毎年、私たちもゆっくりとお参りできます。出店も多くないですが、二ノ鳥居の横に出店しているお店で、大根炊きやおぜんざいをいただくのを楽しみにしています。 あるとき、

          食も文化も、ニッポンって面白い!

          ひとりぼっちのクリスマス

          秋はいつ終わったの? 急に寒くなってきて、金色に色づいていた街路樹のプラタナスの葉も急な寒さのせいか、あたふたと葉を落とし、冬支度をしているみたい。 ほんと季節の移ろいを味わう間もない1年だったなぁ。 季節は目で感じることが多いですね。 だけど、それが少しおかしくなってきている。 先日TVで観た、山の風景がとても奇妙でした。遠くの木々は紅葉しているのに、観光客の足元には真っ白な雪。何だかとてもシュールでした。 肌の触覚で感じる冬もありますね。 早朝のひんやりした冷気

          ひとりぼっちのクリスマス

          アボガドの食べ頃問題

          「季節」という言葉が使えなくなったような2023年です。11月になりようやく秋がやってきたなと思ったら、次の日には汗をかく。高い山にある観光地の風景をTVで観ていたら、紅葉と雪景色が混在している景色の中を登っていくケーブルカーに何人も半袖姿の乗客がいるという、なんともシュールな画面に出会しました。 この日本には「旬」というその季節でしか味わえない風景、雰囲気があるのに、もうそれは望めなくなっちゃったのかと、ちょっと心配になりました。 そういえば食材、特に野菜もそうですね。

          アボガドの食べ頃問題

          あたりまえのことに気づいた、カラダのこと

          私が気づいたことは、それまで当たり前に思っていたことが、実はとっても不思議で素晴らしいことだったっていうことなんです。 それは作家の江國香織さんの、ある言葉。小説の中でカップルが交わす会話です。彼女が彼氏と一緒に食事をしていたとき、彼が唐突に言い出しました。 「俺たち毎日一緒に同じものを食べているだろ、もう半年以上も。人のカラダの細胞は半年でつくり変わるって話があって、そうなら俺たち二人は同じ成分でできているってことだよな」。 実際にこんなにロマンティックなことを言われ

          あたりまえのことに気づいた、カラダのこと