見出し画像

【エッセイ】復活祭(1200字)

今日2024年3月31日はキリスト教で最も重要な式典である復活祭(イースター)である。

イースターがなぜ最も重要か?それはキリスト教の神の一形態である子なる神イエス・キリストが十字架の処刑から三日後に甦った日曜日のまさにその日を祝うからである。

ちなみにキリスト教の神は「三位一体さんみいったい」という考え方で捉えられている。父なる神(ヤハウェ)、子なる神(イエス)、霊なる神(聖霊)の三形態があるというものだ。ゲームや漫画のラスボスみたいと思われたそこのあなた。当たり前だが、ゲームや漫画がキリスト教の真似をしたのでそこのところ誤解なきように。平たく言ってこの三位一体は物質の状態変化のようなものだ。個体=父、液体=子、気体=聖霊と考えて差し支えない(注意:私の自説なので公式の見解ではない。私に受洗した牧師に聞かれたら怒られるかも)。

キリスト教の最大の特徴はイエスが死に打ち勝ったので子分である我々キリスト教徒もその庇護の元、最強と言う論理の飛躍ある救いの教えだ。そもそも信仰は論理と対極にあるものの捉え方である。なぜ私のようなロジカルな人間がキリスト教徒になり得たか?それは奇跡としか言いようがない。

イースターはキリスト教のもうひとつの重要な記念日であるクリスマスと異なり毎年日付が変わる。イースターは春分の日の最初の満月の次の日曜日と決められているためである。だいたい4月が多い。興味のある方はGoogleで調べて欲しい。かく言う私もクリスチャンのくせにうろ覚えだったからGoogleで調べた。

さて、今通っている教会の聖歌隊を妻が仕切っていて今日はイースターの讃美歌「うるわしの白百合(讃美歌496番)」を礼拝で披露する日である。ふたりの娘もコーラスで参加している。私は反骨心から参加していない(笑

歌声が美しかったので礼拝席からiPhoneのボイスメモ機能で録音してみた。そして聞き返してみて人間の聴覚の素晴らしさを再認識した。歌声以外にさまざまな雑音が入っていたのだ。まあ所詮スマホの録音機能だ。歌声を録音することに特化した高い機器を使えばすばらしい録音が撮れるかもしれない。それを加味してもヒトはその美しい歌声だけを選んで認識できるのである。

ヒトは選んで聴きたい価値のある音を聴くことができるというすばらしい能力がある。今日、あなたはどの音に耳を澄ませるだろうか?

せっかく与えられた能力だ。使いこなしたいものである。

【今日の聖書の言葉】

[ペテロの手紙 第一 1:7]

試練で試されたあなたがたの信仰は、火で精錬されてもなお朽ちていく金よりも高価であり、イエス・キリストが現れるとき、称賛と栄光と誉れをもたらします。

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会 許諾番号4-2-3号

[ホームページ]
https://graceandmercy.or.jp/app/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?