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【エッセイ】私は大樹を育てたい(800)

昨日、集っている教会保有の庭園に草刈などの保全をしに長女と出かけた。神の家族ら約20名とともに。

次女と妻は連日の疲れが出てか不参加だった。

インドア派の私はいるだけでなんの役にも立たないが、手で抜ける草をもうしわけ程度に抜いた。

その庭園は天国をイメージして造られている。

ヨハネの黙示録はその後半に天国のイメージが描写されている。最終章の22章に描かれている天国の川になぞらえて、入り口は川の形になっている。また、天国の川の岸に生えている十二(聖書での12は完全数)の実のなるいのちの木になぞらえて、レモンやキウィなどの実のなる木が植えられている。

残念ながらどの木も実がなっていない。年に数度ほどしか訪れないので仕方ない。

そのかわり草はボーボーの伸び放題だ。雨水と日光だけでやつらはこうも繁栄できるものだ。その生命力に心の中で拍手を送っていた。

木の実が結ばないのは定期的に育てる人が居ないからだ。植えるだけで木の実がなることはほとんどない。しかし適切な管理さえすればかなりの高い確率で実をならせることができるだろう。

庭園の手入れをしながら思った。私の目指す文筆活動は大樹を育てることだったはずだと。

他人がどのようにコンテンツを売ろうが、草のようなコンテンツを売ろうが、草刈りのようなサービスをしようが。私は私。大樹のようなコンテンツを育てていこうと思う。

時には(否、いつも)即金性のマネタイズに憧れる。FXやビットコインで成功している連中が羨ましいし、ブログの広告収入みたいに作物で言えばもやしのような情報を売って粗利を稼ぎたいとも思う。それらには何かしらの野生の勘が必要だろう。でも私にはそんなものはない。

コツコツと愚直にnoteとKindleを育てよう。そしていつか。誰かが私を引き上げてくれるだろう。

たとえ誰も引き上げてくれなくても、私は価値のあるものしか創造したくない。私は私の心が許すものしか発信しない。

#創作大賞2024 #エッセイ部門


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