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コロナ禍に役立つ「ファクトフルネス」

コロナ禍を振り返ってみると、やっぱりインフォデミックの側面は否めない。おかげさまでメディアリテラシーをずいぶん鍛えられた気がする。
そんなときに役立ったのが「ファクトフルネス」。
さまざまなバイアスに惑わされずに事実をきちんと見ようという態度のことだ。

本書では認知バイアスを10の本能として紹介していて、その避け方をレクチャーしてくれる。
私がコロナ禍で特に重要だと思ったのは「恐怖本能」「犯人捜し本能」「焦り本能」の三つ。

「怖い」と「危険」は似ているようで全く違うこと。恐れず、危険を回避しなければならない。
悪い奴を見つけると判断が停止すること。犯人を見つけても事態の改善には何の役にも立たない。
今すぐやらなくても大丈夫なこと。落ち着いて判断したほうが結果は良くなる。

逆に言うと、メディアはこれらを利用して視聴率を稼ごうとした側面もある。「大変なことになりますよ!」とかワイドショーで言ったりして。
コロナ禍では、恐怖とか不安が一番の娯楽になった。
実は視聴者が「もっと不安ください!」って言ってるんだよね。

ゆりやんみたいに「落ち着いていきやー」って言いたい。


楽しくいろいろやってます。ちょっと古めのゲームとか音楽とか映画とか好きです。最近は瞑想が趣味。よろしくお願いします。