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「silent」の世界に自己投影をしてしまった結果。

10月から始まったドラマ『silent』。
好きな方には申し訳ないのですが
厚かましくも自分を重ねてしまっています。
(私もハマって先程第2話を観ました)

あんなにもキレイな世界じゃないです。
あそこまで過酷な出来事でもありません。

重ねてしまうのは
「高校を卒業して友達との関係を断った」ところ。
「それまでの自分と今の自分では違いが生まれてしまった」ところかな。

パニック障害や鬱の症状は
中学時代からあったのだと今なら思えるけれど
心療内科に通うまでは
普通と言われる生活を頑張れば送れていました。
大学受験も出来たし満員電車にも乗れていました。
人混みで苦しくなることもありませんでした。

世間一般から言われている普通の道から外れた時
ドラマでは耳が聞こえなくなると分かった時だけど
私も友達との関係を断ちたくなりました。

病気のことを知らない人には知られたくなかったし
知っている人ともどう接していいのか私自身が分かりませんでした。

携帯の番号を変え、アドレスを変え
それで殆どの人との繋がりはなくなりました。

ドラマと違うのは
落ち着いたら私は昔の知り合いを探してしまっていたことです。

私は外にも出られなかったので新しい出会いが全くありませんでした。
新しい友達も知り合いも出来ませんでした。
そんな生活を送っていたら
自分が元気だった頃のことを知っている人が恋しくなったのです。

その頃はまだmixiくらいしかなくて
それで同級生を探した記憶があります。

それから少し経ってFacebookが登場し
思いがけない所から繋がりが生まれたりしました。

その時は本当に嬉しかったのを覚えています。

そして、その後縁があって東京から学生時代を過ごした土地へ戻り
そこで10年暮らしました。

その間、友達と会ったのは一度だけでした。

仲の良かったメンバーで地元にいる人達とランチを食べました。
みんな結婚をし誰かの妻になり
子どもを産んで母親になっていました。
だから当然、忙しいのです。
私のように毎日家の中で出来ることをしたり
何もせず過ごすような生活ではありません。

私は朝起きてみないとその日動けるか分からないので
人と約束することが苦手になっていました。
自分から誘わなかったのもいけなかったのかな
なんて、今なら少し思います。
でも、出来ないんだから仕方ないじゃないかとも思うのです。

うん、必要ないんじゃないかと思いました。
みんな、今を生きています。
過去に囚われている私は
みんなと同じ時間を生きていないのです。

友達がいなくても耐えられるようになったのかもしれません。
それとも、私なりに今の生き方を学んだのでしょうか。

10年連絡しないなら必要ない。

今は特に引越しの荷物を整理しているので
1年着ていない洋服は要らない理論と同じかななんて
思っている夜更けです。

リセットしたくて
中途半端に繋がっているのは落ち着かなくて
番号を変えようと思っています。
連絡出来ない状況の方が
まだ救われる気がする。

不器用にしか生きられないようです。

仮にサポートを頂けましたら大変貴重ですので大事に宝箱にしまいます。そして宝箱を見て自分頑張ってるねと褒めてあげます(〃ω〃) ♪