見出し画像

230421 メイドインテホムの思い出

2023/04/21。浜松 Live Bar TEHOMにて。イベント名・メイドインテホムでのマシンライブ。
説明しよう!メイドインテホムとは、イベント時間をDJ希望者に等分して、それぞれがプレイするゆるいDJイベントである。元ネタ的にはアニクラだろうが、ハウスもヒップホップも何でもござれ。好きにおやりよ、である。
今回は希望者6人、持ち時間35分。私は21:15~21:50。
私は希望登録時に「マシンライブかPCDJやります」とコメントに書いた。ゆるい。

セットの話

そして当日のセットが下の写真。
いつもより幾分コンパクトである。

Digitakt, Crave, GT EQ, DS-1 + iPad, MOTU4

嘘でしょ? いやほんと。

多いとこうなる。目に映る全ての機材が自前と言って差し支えない。

iPadの手前がサンプラーDigitakt。いつも使う、ライブの母艦である。バンドで言うと、ドラムとベースを担当している。あとギターとキーボードもやっている。全部じゃんー。

更に手前のオレンジが今回の目玉(?)アナログシンセ・セミモジュラーのCraveだ。セミモジュラーとは、通常のシンセとしての機能を標準装備しつつ、カスタマイズ機能も用意してまっせな機材、という認識をしてもらえれば大体合っている。
そして左に見えるはギターエフェクター。EQとディストーションを持ってきた。
ちなみにマシンライブ勢は足ではなく手でエフェクターのスイッチを押す。その行為は意外とウケがいい。サンバンチョの木槌のように押すがいい。

ヘッドホンの下にはオーディオインターフェースが転がっている。これはある1ネタのためだけに持ってきた。軽いもんだ。

ライブの話

今回はビールを飲みながらやった。青島である。ハイネケンも良かったが、近場では青島の方が若干手に入りにくいもので。

1曲目。
実はBPM 108で作ってたけど、128まで上げてやった。
最初の曲だし、現場での聴こえ方――キックやベースの音量バランス調整がメインになる。せっせとDigitaktの内部ミキサーをいじる。
後になっても外部シンセの音量は注意して調整していた。ディストーション入れてるので大きくなりすぎないように、かつ聞こえないのは避ける。けっこう音が小さくて、シンセ側の音量はフルテンにしてしまった……そうだ、中間のEQを忘れていた。オフにしていたか、あそこでボリューム絞っていたか。まあ聴こえたので及第点。
曲としてはもっと朧気な音作りを想定していたけれど、現場の期待は違う方向だと感じたし、気持ち早めに切り上げて次へ。

2曲目。
ここでBPMを140手前まで上げる。予定してたよりは遅いBPMだったかも、134くらいだったか? 単純にミスっていた。
この子もBPM 110で作ってたのにがっつり早くなった、よく分からない子である。
Crave鳴らしたのここだっけ……半ば即興でフレーズ入れて、ツマミをぐりんぐりんやっていた。アナログシンセはここが面白い。他の機材でも出来るけれど、操作子が全部表に出ているのが良い。全てに手が届く。なので毎回シンセを持っていくことになるんですよねー。
即興も絡めたし、もうちょい引っ張っても良かったが、予定時間頃だったので次に。次の曲の方が盛り上がるだろうし。

3曲め。
BPM 148まで上げる。ここからは完全にGoa, Psytrance。
ここもうちょっと引っ張る予定だった。自分の気持ちにフィルターが噛み合わなかった。手でやるよりLFOに任せてゆっくり揺らして一息つく。
よく思い出せば、ミキサーであるパートのボリュームを絞っていて聴こえなかったかも。層が薄かったような。
あと味付け程度に、アナログシンセに曲がるフレーズを入れておけば良かった。即興で打つのも有りだったけど、完全に頭からすっ飛んでいた。ビールを飲んでいた。

曲構成の目標としては、ソリッドで神経質な音配置をして、冷静なガンギマリ感を出したいものだ。何言ってるか解らない?よーしテレパシーで送るわ。

↑これはあまり関係のないTelepathy

4曲目。
148BPMのまま。
めずらしくビルド的なものを作った。とちったらドッチラケ(・×・)になるのでやりにくいのだけど。ブレーク→ビルドへの侵入をシーケンサーで自動に入るのではなく手動でやればいいじゃん!と気づいた。
運良く上手くキメれた。お酒の力ですね。

意識が溶けていく~~自我が拡散していく~~~のシーンである。
最高~~~ありがと~~~~~!

後で思うと、やっぱり曲がる時間がほしかった。そのためにDigitaktでなく機材シンセを使ってるのに……くおお曲がれ~~~~
まあ、Digitaktもフィルターがいいので、ぴちゃぴちゃ鳴らしてそれで完結しちゃうのだ。あとディレイがいい。ディレイがいいんだよ~~~~~

さて、ここまで20分くらい。タイテどうだったけ!って言ってた頃。
きくよは焦っていた。最初に予定していた新曲を全て放出したのである。
……いや、焦ってなかった。

5曲目。リザーブタンクとして控えておいた、前回もやったFlytrapをゴー。
前回もやった、とは言ってもアナログシンセがメインを張る構成なので、機材を変えたから違うように聴こえたと思う。今回用に微調整したし。

Craveはレゾナンスが立つのでDS-1で通すと派手派手で盛り上がる。フィルターを回したりLFOで揺らしたり。
お気に入りはフィルター開度のキーフォローを変えること。音程に合わせてフィルターが勝手に動く状態と、べったり同じ位置で発信する状態を移行させて味付けを変えるのが好き。

で、残り12分。もうビールは無くなっていた。

DJプレイに移行するために、Craveのフィルターを全開までゆっくり上げてからの、
Shpongle - and the day turned to nightを掛ける。
一曲だけで終わる、なんちゃってDJである。

DJの話()

ただこれをデカいスピーカーで聴きながらビールを飲みたかっただけなのだった。ビールを注文して乾杯!!!! みんなありがとー!
あのままゴリゴリにライブしたほうが盛り上がっただろうけど、ま、ゆっくり歓談できる時間も作れて良かったのでは(私は)。濃すぎて飽きちゃうって懸念もあった。

総評

マシンライブの時間は25分ほどで、短めだからこそ逆にアガる曲の濃度を高くできたかなーと。長いとアップダウンを考えて組んでしまうので。
フルタイムでマシンライブやったとしたら、Progressive Psyみのある曲を中間に入れて、最後はブレイクビーツで行ったと思う。Digitaktのアプデでブレイクビーツが作りやすくなったのよ。5/4の"Who's Loop?"ではやりたい。
そのライブでは尺30分なので、今回のセット+ブレイクビーツでちょうどの長さになる。いいぞ。

やっぱり一曲5分くらいが収まりいい、というよりその場のノリで引っ張る曲と短くたたむ曲があるので、平均するとそのくらいに収まりやすい。
ブレークを作ればいいんだけど、用意しないとなかなか……ブレーク後にブレーク前と同じフレーズ始まったら飽きるでしょ?
……そうだ、ビルドと連結して、キックとベースだけに落とせばいいんだ!今度やろう。

他の面子の話

  • 最初の中嶋さん、到着遅れたのでラス曲しか聴けず。すまぬ~~

  • 2番手、豊崎さん。スクラッチやってたすげー!シャレオツ。

  • 3番手、あおはがさん。豊崎さんとB2Bをやっていた。自分は準備しながらだったので集中して聴けなかったが、ハードな音も掛かって良い。トリのmatsuさんと曲がかぶった瞬間が印象的。国歌アレンジが流れたね。
    B2Bってすげーなー、俺は性癖で殴ることしかできんでよ……

  • 4番手が私でした。

  • 5番手 五月さん。サイケを掛けてくれた。ありがちょ~~~俺は片付けながら踊る男だぜ。

  • 6番手matsuさん。何でもありだな。EXIT TUNESぽいアニソンアレンジが流れたときが個人的なピークだった(某トランス系好きそうな御仁も、そこですすっと出てきたのが記憶に残っている)。めちゃくちゃmorning fullonのドロップぽい直前で次の曲に行った。ちくしょ^ー!

告知

次のライブは4/30、Kaleidosky。60分である。60分?!?!?!?!長いな、まあやるか……VRChat&Twitchでやるので観てね。
Twitch: https://www.twitch.tv/equinoxlily
ここで毎回気にかかるのが、「前回やった曲、どれだけ使い回す?」問題である。
「視聴者はそんな細かいこと気にしてないよ」うーーーんそうかも。3ヶ月空いたら完全に忘れてるよね。そういうことにしよう。

というわけでした。終わり~~~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?