2016/04/26


10代最後の日ですが前日夜更かして友達とボードゲームやってました。

こうやって友達とバカしてる瞬間はやっぱりめちゃくちゃ楽しい。

大学に入ってあっという間に1年が過ぎてしまいました。

「大学4年間なんてあっという間だよ〜」っていろんな人がよく口にするけど、ほんとに「あっ」という間だなぁって。

何かに没頭している時とか、簡単に言えないことに頭抱えたりとか、悶々とした言葉にどうしても足りないことみたいに。時間感覚がなくなる瞬間があまりにも多すぎて、気が付いたら目の前のことでいっぱいっぱいになって、ものすごく遠回りなことをしていたり、まっすぐ進んでたつもりが逆さになってしまってたり、何もかも取り返しのつかないことになったりしてました。

何がしたいの?とか。誰のためになりたいの?とか。訊かれても簡単に答えられる質問は、曖昧に返事して、その場しのぎに取り繕ったり。

頑張ってたのは気のせいで、実はそんなことなかったりして、なんだか錯覚ばっかりで、自分を見失ってばっかりで。本心を埋め立ててしまって。

真剣に、自分に真摯になる時間を、ずっとずっと避けていたんだなって、今になってようやく気付きました。

10年前にテニスに夢中になって、8年前に初恋をして、5年前に挫折して、4年前に人を嫌いになって、3年前に曲を作りはじめて。

そうやって積み重ねてきた、自分の心を形成するパーティクルを、

この1年で全部、血液に流しました。

そして、ひとつのことにかけてきた時間も、ギリギリまで追い込んだあの経験も、ほんのわずかだけど血肉になってるんだなって、実感します。

別にだからといって僕自身が強くなったわけじゃありません。

むしろ昔より弱くなったかもしれません。

積み重ねてきたものが理想と違ったんだって諦めたくなったり、山登りの途中で息苦しくなるみたいに辛くなったり、なんでこんなことしてるんだろうって投げ出したくなることの方が多いです。今も意味わかんないことばっかりしてる。

でも、やっぱりそれでいい。

巻き戻せないゼンマイを、無茶をして巻き戻す方法を探すくらいなら、錆びついちゃった自分の心を、ちょっとでも手入れして可愛がってやる方が、素敵だと思うので。

他人の頼みを断れなかったり、大嫌いなやつを見捨てきれれなかったり。自分以外の人から自分の時間を盗まれたり、安く売ってしまったり、騙されたり、善意のつもりで差し出したりして、僕はいろんな人に世話を焼いてしまいました。

そのくせ自分のことは何もできなくて、たくさんの人に教わったり、吸収したり、真似たり、時には盗んだり、尊敬してる人に出会えることが、僕にとっては何より意味を持つことなんだなって思ったりしました。

誰かに意味を見出してもらうことで、今日まで生きていた自分がいます。

20歳はそんな誰かのために使いすぎた時間を、ちょっとづつ取り戻そうかと思ってます。

映画のフィルムを巻き戻すみたいに。コツコツと。

『やり残したこと』ってタイトルのくせして、それについて全然触れなくってごめんなさい。

書き出した瞬間に、「あ、これ底が尽きないな」って思ってすぐにやめました。

やり残したことを書き綴るなんて、いってしまえば後悔をコレクションして自己満足に浸るようなもんです。

それが明日の自分のためになるかといえば、そうじゃない気がします。

一瞬で燃え尽きちゃうものじゃダメなんだって、後悔から学んだし、だったら明日のことを書こうよって、ポジティブにいきたいです。

そんでもって本気で考えてたらこのざまです。

事象を探って、原因を追究して、理路整然に、何千何万文字って書こうとすれば、何日間かかけてきっとできるもんだと思います。20年分の、おそらく思い出せる限り直近10年分のミスと最善手とそのためのアプローチを、人生の攻略法みたいな形で。

でも、それをしたって10年前にタイムリープできるわけでもありません、リバイバルなんて見てません。僕は僕だけ、このリアルタイムを生きてます。

そしてその時幸せか、そうじゃなければどうですかって2択で生きても僕はいいんじゃないかと思ってます。

どうせ未来しか生きれないんだし、せっかくならハッピーになりたいよね。

10年前の今日はワクワクしていたような覚えがあります。

10年後の今日は何を思って、何を考えてるんだろう。

なんとなく不思議でたまりません。

本気で考えるべきは自分じゃなかったこと。

後悔しても変わらないってこと。

誰かのためになるために、自分のことを磨くこと。

やり残したことから学んだのは、たぶんこれくらいです。きっとそう。

これ以上あるとしたら、それはたぶんいつでも思い出せることだし、今書く必要ない気がします。

他の誰でもない僕の人生だから。

まずは好きな人を見つけようと思います。

もしかしたら、すぐそばにいるかも。なんてことがあったらいいな。

明日にほんのちょっとだけ期待して。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?